約 906,678 件
https://w.atwiki.jp/gensouiri/pages/1498.html
幻想入りの一覧5から編集してください。 名称 作者 形式 地域 ジャンル クロスオーバー 801 魔理沙とにとり現代入り 雨男 ADV 自宅 現代入りシリーズ 完結 不可 802 アニメキャラ(と俺)が幻想入り ノベル 803 食材求めて幻想入り 魔鳥屋(128人目) ノベル 804 けーねが出てきて幻想入り ノリー ノベル 条件付 805 大王と桃球と幻想郷 ラディア(413人目) 紙芝居 版権(星のカービィ) 806 幻想郷ロボット グリモア(219人目) 紙芝居 807 ヤク中が幻想入り 紙芝居 808 来訪者 しるこ缶の人 紙芝居 809 水前寺邦博が幻想入り 手書きADV 版権(イリヤの空、UFOの夏) 810 逆立ちしたまま幻想入り 紙芝居 811 世界観の違う2匹が幻想入りだトカ もふもふ牛 紙芝居 版権(ワイルドアームズ2)、完結 812 狙撃手“笑”が幻想入り かぜみち ノベル 813 呪いの剣と幻想入り 紙芝居 814 - - - - - 815 ゲーセン店員が幻想入り - 紙芝居 - - - 816 付録として幻想入り 付録の人 ノベル 紅魔館を拠点に各地へ フリー 817 東方記絵想 紙芝居 818 空より上から幻想入り ウニの人 紙芝居 819 幻想メガネ入りビスコ 紙芝居 820 魔理沙が来る! - 紙芝居 現代入りシリーズ 821 カメラ持って幻想入り きりょ 紙芝居 822 宴会の余興で現代入り niunie(337人目) 紙芝居 博麗神社→各地見物→宿泊先→コンテスト会場 現代入りシリーズ、ギャグ中心完結続きは1046 検討中 823 サイキョー流珍道中 MRMことブースカ ADV+ゲーム 版権(MUGEN)、完結 824 げんむす ―幻想結び― 書記長(376人目)他多数 ノベル 幻想入りノベルリレー企画 825 幻想入り してねえ 紙芝居 826 童謡と気まぐれと幻想入り ノベル 827 情報リテラシー ノベル 828 天子と海の民の有頂天日記 ふくろう(699・745人目) ADV 有頂天→色々 版権(シーマン)、ほのぼのギャグ フリー 829 脳カノが幻想入り 夜鳥 紙芝居 830 どうやら俺も幻想入りしてしまったらしい。 ぞろ目 ノベル 様々 ファンタジック? フリー 831 善行積みに幻想入り 紙袋・友人A 紙芝居 832 魔理沙と幻想入り ふらすこ 紙芝居 香霖堂→魔法の森 幻想入り&現代入りシリーズ フリー 833 タブーを倒して幻想入り 紙芝居 834 幻想入りも悪くない。 小鹿 紙芝居 フリー 835 - - - - - 836 カードワースで幻想入り ゲーム+ADV 版権(カードワース) 837 カクが逝く幻想入り 紙芝居 838 幻想郷亡想録 薬矢 ノベル 839 幻想茶屋 紙芝居 840 零番目の男 BAD ノベル 壮大な釣り 841 Attachment of living 幻想入り - ADV 842 風祝の私が幻想入り、 紙芝居 843 ドロワズ パンツの人 紙芝居 博麗神社 ギャグ フリー 844 幻想郷のウサギ うさぎ人形の人 紙芝居 845 失った時間を求めて幻想入り 済(307人目) 紙芝居 846 幻想入り動画(秋) はす&Yaichi 紙芝居 魔法の森 条件付 847 偶然がもたらした偶然と幻想入り - ノベル →霧の湖→博霊神社→守矢神社→ 東方成分薄め? フリー 848 台から落ちて幻想入り 病姫 紙芝居 849 - - - - - 850 俺と魔女の現代日記 ADV 現代入りシリーズ 851 幻想入りした人の一人 ジョン四十四世 ノベル 完結 852 マンホールで幻想入り 紙芝居 853 東方逃走記 秋ナス 紙芝居 855 幻想生活記~僕と天狗と時々血~ もやし ノベル 856 阿部高和が幻想入り hira9 紙芝居 版権(くそみそテクニック) 857 秋姉妹と幻想入り ノベル 858 落第を防ぐ為に幻想入り ADV 859 幻想郷のきみょんな冒険 新宿壱の玄人 紙芝居 860 無職が幻想郷入り とんがり 紙芝居 861 幻想郷ナイトガンダム物語 紙芝居 版権(SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語) 862 逃げそびれて幻想入り 倫 紙芝居 何か色々 条件付 863 空から落ちて幻想郷 ワク ノベル 864 狂って幻想入り 紙芝居 865 葛葉ライドウ 対 幻想妖怪郷 ノベル 版権(デビルサマナー葛葉ライドウ) 866 男は黙って幻想入り 紙芝居 867 - - - - - 868 モノを殺す者が幻想入り みかん飴 ADV・ノベル 紅魔館 版権(月姫)、ギャグ・厨二展開・シリアル フリー 869 幻想夢奏劇 SKT(えす・けいてゐ) 紙芝居 博麗神社 和み系 フリー 870 - - - - - 871 無宗教な男が幻想入り ミスターR(2次元の人) ノベル 守矢神社~人里 フリー 872 もこたんかわいいから幻想郷行きたいんだ 紙芝居 毎回タイトルが変わる模様 873 幻想郷を憎む者 ノベル 874 Hard-Boiled 紙芝居 875 大阪さんが幻想入り 紙芝居 版権(あずまんが大王) 876 姉妹で幻想入り 忘れられた大陸 ノベル 877 放浪癖と幻想郷 枝種苗 ノベル 878 脳内快晴が幻想入り karuba 紙芝居 879 超幻想入り 作者多数 紙芝居 幻想入り紙芝居リレー企画 880 幻想郷で商い始めました 草餅かいと ADV 881 - - - - - 882 - - - - - 883 俺の幻想入り 紙芝居 884 - - - - - 885 殺せない殺人鬼が幻想入り syou ノベル 版権(月姫) フリー 886 東方記想録 ADV 887 あんなものまで幻想入り ノベル 版権(エースコンバット5) ほのぼの たまに戦闘 フリー 888 ウンディーネが幻想入り ノベル 版権(ARIA) 889 科学者の幻想郷 紙芝居 890 東方新慈恩~ハマーン・カーンが幻想入り 冬峰 青 ADV 霧の湖 版権(機動戦士ガンダムZZ)、基本センチメンタル40%バトル30%コメディ30% 891 - - - - - 892 幻想への招待状 哲葵(てつき) ノベル 893 東方砂蛇録 DAI ノベル マヨヒガ→永遠亭→香霖堂 条件付 894 ペルソナ4主人公が幻想入り ノベル 版権(ペルソナ4) 895 とある憑依霊者が幻想郷入り ADV+ゲーム 版権(ギルティギア) 896 未定過ぎる人が幻想入り 紙芝居 897 D.C.Ⅱから義之も幻想入りしたみたいです ADV 版権(D.C.Ⅱ) 898 屑鉄が幻想入り ノベル 版権(JUNK METAL) 【初っ端から】妖戦記【幻想入り】 -カービン -紙芝居 -人里→永琳亭となる -痛い中二病+画力向上 -フリー 900 第零遊撃部隊が幻想入り ADV 版権(鋼鉄の咆哮) 901 幻想入り「魔法使いの助手」 スザンヌろく丁目 紙芝居 魔理沙の家 シリアスにしたい 902 色色と残念な幻想入り - - 903 悪霊ミマーの憂鬱 - - 904 リアルな幻想入りを考える幻想入り - - 完結 905 春と幻想郷 - - 906 幻想入りしちゃったZE☆ - - 907 RPGツクール2000で東方幻想入りRPG - - 908 スマブラと幻想郷 - - 909 タイトル募集中な幻想入り -不明 -ノベル? 幻想郷のどっかの森 910 兄と妹が幻想入り 小雨月-おおぞら- 紙芝居 兄:湖、妹:人里 911 幻想ヴォヤージュ - - 912 東方使用人記 - - 913 神主様が幻想入り - - 914 ディスガイア勢が幻想郷を侵略するようです - - 915 幻想入り動画? - - 916 低スペックノートPCで幻想入り - - 917 幻想徒然草 蒲焼屋 ノベル風ADV 博麗神社→人里 の途中 シリアス(ごく稀にギャグ) 条件付 918 棒人幻想入り - - 919 二人のヲタin幻想郷 泥団子 ノベル式 香霖堂 ギャグ/バトル/シリアス フリー 920 主に庭師が現代入り - - 921 だが断る人が幻想入り - - 922 危ないところを助けられて幻想入り - - 923 東方混沌来 - - 924 泣きっ面にハチな幻想入り - - 925 ぬるいポニテっ娘が幻想入り - - 926 出来れば普通に幻想入りしたかった - - 927 幻想入り~臨無記~ - - - - 929 ぬるいポニテっ娘が幻想入り - - 930 ヘンな内容の幻想入り - - 931 ヘンな内容の幻想入り - - 932 遊詠歌 - - 933 東方を知らない私が幻想郷入り - - 934 夢の悪魔の幻想入り - - 935 逃げようとして幻想入り - - 936 スキマが現代入り - - 937 鉛筆東方現代入り - - 938 幻想郷演戯曲 - - 939 光と闇が幻想入り - - 940 時空間超越の幻想入り - - 941 東方護神伝 - - 942 あ、幻想入り - - 943 本と共に幻想入り - - 944 気がついたら中国でもんばん - - 945 決闘者が幻想入り - - 946 【文字を読む】星の幻想入り 応援隊長 ノベル 幻想郷上空 ほのぼの 弱条件有 947 災難男が幻想入り - - 948 幻想入り安全祈願 - - 949 勧誘されて幻想入り 鎌イタチ ノベル風ADV? 八雲亭、博麗神社、人里 950 盗め!!幻想郷 - - 951 とある神様が幻想入り - - 952 東方黙劇者 - - 953 ついていき幻想入り - - 954 真夜中の幻想入り - - 955 『幻想入り』もしくは『伊吹童子異聞』 - - 956 俺は明日から幻想入り - - 957 棺桶かついで幻想入り - - 958 異空人の幻想巡り - - 959 苦学生は幻想郷の夢を見るか? - - 960 テラワロス幻想戦記 - - 961 東方勇者録~もしも幻想入りしたら - - 962 仮面をかぶった黒い死神が幻想入り -5時の針 - 基本シリアスたまにギャグ フリー 963 生存者の幻想入り - - 964 奇人録幻想記 - - 965 絵描ききどりが幻想入り - - 966 名を詠う者達の幻想入り - - 967 追記幻想郷縁起 - - 968 ミンチにされて幻想入り - - 969 走り幅跳びで幻想入り - - 970 吸血鬼が現代入り - - 971 飛び降りて幻想入り - - 972 死神に連れられて幻想郷 - - 973 神様が半日だけ幻想入り - - 974 狸と川獺が幻想入り - - 975 東方幻想入り~満月日向が幻想入り~ - - 976 修造in幻想郷 - - 977 幻想入りして操られて - - 978 気がついたらそこは幻想郷だったり - - 979 魔女の世界から - - 980 幻想入り小話 - - 981 不意討ち的な幻想入り - - 982 幻想郷の中心で、愛をさけぶ男 - - 983 ナチス残党が幻想入り - - 984 翌日も仕事なのに幻想入り - - 985 幻想郷散策~人捜し~ - - 986 クアッドが幻想入り - - 987 東方不敗伝 世界平和モララー RPGツクール 様々 オリジナル 可能大歓迎 988 有無言う間もなく幻想入り - - 989 レミリアお嬢様が現実の厳しさを知るようです - - 990 呂布が幻想入り - - 991 モジャッと幻想入り - - 992 わても幻想入り - - 993 パタポン幻想入り~4人のヒーロー - - 994 妹と歪んだ幻想郷 - - 995 オリキャラが幻想入り - - 996 バカがなぜが幻想入り - - 997 華麗にジャンプしたら幻想入り - - 998 ~東方降龍亭~ - - 999 幻想入り -Max Speed- - - 1000 亀に乗って幻想入り - -
https://w.atwiki.jp/kurokage136/pages/249.html
▽タグ一覧 アナザーメイドウィン小説とは、メイドウィン小説のシリーズの1つである。 過去のメイドウィンオリジナルのキャラが「原作と別の道を選んでいたら、あれが起こらなかったらどうなっていたか」というもしもの状態を表す作品。 現在はスマブラ戦記+カーレッジの設定が明かされているのみだが、いずれ投稿予定。
https://w.atwiki.jp/kurokage136/pages/218.html
▽タグ一覧 24時間小説とは、小説カキコに存在する二次創作の通称である。 【24時間テレビ】のパロディ作品、キャラクター達に芸能人的なアレをさせるというものである。 メイドウィンの他に他作者も行っているが、リアルタイム24時間ずっと書いていたというある意味『24時間テレビ』の企画のようなとんでもない内容となっていた だが‥‥‥ メイドウィン小説において メイドウィンにそんな大それたことが出来るはずがなく、2回挑戦して2回とも途中切りとなっている。 あまりにも番組のレパートリーを知らなさすぎるのが原因。
https://w.atwiki.jp/vipthmj/pages/315.html
リレー小説1 リレー小説2 リレー小説4 リレー小説5 リレー小説6 リレー小説7 リレー小説関連コメントページ 26話現在の現在位置票 1.神社 霊夢 2.プリズムリバー家 ○○ プリズムリバー3姉妹 3.魔法の森 DY あお 4.霧の湖 ⑨ [[チルノ]] 5.[[アリス]]の家 [[CAST.er]] アリス 6.幻想郷のはしっこ [[狐ノ連]] 篠秋 大妖精 [[BBRC]] 文 7.魔界 ロリス*3 神綺 8.人里 WATA パルシィ 八雲紫 魔理沙 [[外来人in無縁塚]] [[なおきん]] 9.彼岸 [[ぞうちんちん]] 映姫 小町 ? 魔理沙 [[きーご]] レミリア ? [[鈴仙とウサ鍋]] 第27話 第一次アリス大戦勃発 第27話担当(・3・) + ... ここは人間の里、その名のとおり幻想郷の人間が集まる里である 一般人などを中心に形成されている集落であり 中は平和な町並みそのものである。 今日も何事も無く日が暮れようとしていた… そんな里の路地裏でなぜか幼女に押し倒されそうな弱々しい男が1人 そう、言わずと知れた無縁塚だ。 (お、落ち着けけけけけっ…まだ慌てるような時間じゃじゃまるるるるっ!) すでに全然落ち着いてないがそれも無理はない。 押し倒そうとしている幼女は見た目は可愛らしいのになぜか 下半身の一部が大いにエレクトリカルパレードしているからだ。 「アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリス アリスタンキモチイイ…」 すでに目が逝ってる幼女なおきんは無縁塚の一部にロックオンしており このままでは大事なものを散らしてしまうのも時間の問題だった。 「お…落ち着きましょうよ、俺はアリスじゃないですよ ついでに言うならアリスは俺の嫁でして…。」 この男、この状況で余計な一言を付け加えるあたり余裕がありそうである それともただのバカなのだろうか? ピクッ 「…」「…」 「アリスハオレノヨメエェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ!!] 「ギャアァ━犯される━━(゚Д゚|||)━━!! 助けてアリスー!!」 そんな都合よくアリスが助けに来るわけはないが 思わず叫ばずにはいられなかった。 しかしそんな心の底からの魂の叫びが奇跡を呼んだ! ??「待てーい!」 キラキラリーン☆ (えっ、ひょっとして誰かが助けに来てくれた!? アリスに助けて貰いたかったけどこの際妥協しておこう!) そんな自分勝手な考えを浮かべたが、それは次の瞬間砕け散った。 ∧ ∧ (・∀ ・) < アリスと聞いて飛んできました! ノ( )ヽ ω DY アリスの元に向かっていたはずの 新たなる変態の登場であった…。 場所:【人間の里/1日目・夕方】 名前:無縁塚、なおきん、DY 備考:あおさんの情報はでたらめだった 第28話 脱兎 第28話担当BBRC + ... 幻想卿に存在する竹林 迷いの竹林とも呼ばれている場所 そこではいつも通りと思われる展開が繰り広げられていた 竹林内に脱走したてゐを優曇華が探している光景である 「まったく、てゐは何処にいるのかしら? またお師匠様に叱られるじゃないの」 てゐが逃げられないように竹林の波長をいじっている あとは逃げ続けるてゐを探すだけだった 「てゐったらまた逃げ出して……ブツブツ」 とか優曇華が一人愚痴をこぼしていたら影を見つける 「いた!」 優曇華がその影に向かって走り出す 影も追いかけられていることに気づいたのだろう 影は逃げ始めた が、影はすぐ竹にぶつかり倒れ込んでしまう 追いついた優曇華が見たのは仰向けに倒れている妖怪兎だった やっと捕まえた…そう思っていた優曇華だったが 近づいてみたらその安堵は違っていたことに気づく 「てゐじゃない…?」 とりあえず倒れているのを見捨てるのも気が引けるので てゐ捜索は諦め、この妖怪兎を連れて帰ることにした 余談ではあるが妖怪兎の寝言を聞いて優曇華はすこぶる不機嫌になっていた 何故ならその寝言はこうだったからである 「鈴仙とウサ鍋……」 場所:【竹林/1日目・昼】 名前:ウサ鍋 優曇華 備考:幻想入り+ウサ耳ですよー 第29話 紅魔のお寿司屋さん 第29話担当⑨ + ... 幻想郷に海鮮寿司は存在しない。 まぁ厳密には存在するのだが海のない幻想郷で海鮮寿司を見るのは非常に稀だろう。 それこそ八雲紫に頼み海産物を貰えるよう頼まない限り。 ◆◆◆ 「美味しいわね」 紅魔館では寿司パーティが行われていた。 主であるレミリアが外出中なのもお構いなしである。 門番の美鈴、本来図書館に籠ってるパチュリー、幽閉されているはずのフラン、仕事で忙しいはずの咲夜、そして妖精メイド。 紅魔館に住む者の大多数が寿司――まぁ寿司といってもチラシ寿司をだが堪能していた。 「外世界には興味的な食べ物があるみたいですね」 「咲夜ーおかわりー」 「はい、妹様。どうぞ。」 パチュリーの感想に美鈴が返し。フランは無邪気にチラシ寿司を食べる。咲夜はフランの笑顔を見ながら微笑みを浮かべる。 みんなしてレミリアの存在を忘れているんじゃないだろうかというレベルである。 もっとも紅魔館で寿司パーティが始まる原因となる存在が現れたのがレミリアが外出した直後だったので仕方ないのだろうが。 紅魔館に現れた外来人は咲夜が立つ厨房に突如として現れた。 現れた拍子に咲夜が付くっていた料理を全て床にぶちまけてしまったのだ。 咲夜はそれを見て突如として現れた侵入者にナイフを投げたのだがまぁそれは別の話。 その現れた外来人は物陰に隠れながら自分が料理を作るから!!ということで説得を試みたのだった。 咲夜もぶちまけた分の料理全てを作ってくれるならということでそれを認め(まずかったら排除するとか脅したらしい)他の仕事に戻った。 そして外来人が作った料理がチラシ寿司だったわけだがこれが咲夜におおうけし大量に作ることとなったのだ。 もちろん大量のチラシ寿司が短時間で作れるはずはないのでその大部分は咲夜が止めた時の中で作ることとなったのだが。 それが紅魔の面々にも大好評でこうして一大パーティが始まったのだ。 「しかし”あるえすし”とは珍しい名前……」 パチュリーが寿司を口に運びながらその外来人の名を呼ぶ。 そう、幻想入りしたVIP雀士はRSC、酔っ払い配信のある時である。 「いえいえ、そんな珍しい名前ではないですよ。」 「酒臭い……」 口調はしっかりとしているがかなり酒臭い。 酒をガンガン飲んでいる最中にここに連れてこられチラシ寿司を作っている間も飲み続けていたので当然だが。 どう考えてもありえない量を飲んでいるしそれだけ飲んでいればどうしようもないほどに酔っぱらいそうなものであるがそんな様子は見られなかった。 結論から言うとRSCが持つ能力の所為である。彼がが持つ能力は”酒気を操る程度の能力” 自身が酔っぱらうのも素でいるのも思いのまま、ついでにあまり離れ過ぎていないなら自身の周囲にいる人間を酔わせたりすることもできる。 まぁそんな能力は今どうでもいいとして紅魔の寿司パーティの熱気は最高潮に達していた。 パーティということで当然酒もふるまわれるし酔っ払って芸を始めるメイド妖精もいる。 RSCも調子に乗って裏で能力をつかい酔わせるのに一役買っていたり。 「ちょっと動いてみて」 「はい?」 パチュリーはその芸を笑いながら見るRSCに言う。 意味が分からないような顔をしたRSCだったが素直に軽く動く。 「こんどは止まってみて」 RSCは動きを止める。 パチュリーはそのRSCをジッと見つめる。 なにか流れのようなものを見つけるようにして。 「あるえすしー!こっちにきてー」 「いまいきますよー」 フランがRSCを呼ぶ。 RSCはパチュリーに頭を下げフランの方へと向かった。 あとに残ったのはパチュリーだけ。 「あるえすしが動くとそこの結界がゆがむ……」 パチュリーはフランのもとへゆくRSCの周りの流れを確かめるようにしながら呟く。 「なにかまた異変が起きようとしているのかしら、でもまだいいわよね」 そうしてパチュリーもまた、チラシ寿司に下鼓を打った。 ◆◆◆ 「中でなにか大騒ぎしてるけど本当に入っていいのかな……?」 男は呟いた。 場所は紅魔館の門の前。現在は出入り自由であると掲げてあるが一歩その中に踏み込む勇気が出ないのであった。 「求聞史記だと紅魔館は幻想郷の住人には友好的ってあったけど俺は外来人だし……」 男の名前はまだら、彼もまたVIP雀士である。 紫を愛する人物。 「どうしようかなぁ……」 まだらは決断できないでいた。 場所:【紅魔館/1日目・夕方】 名前:まだら RSC 咲夜さん 美鈴 フラン パチュリー 備考:RSCがいる周辺は幻想郷の結界がゆがむようです。他のVIP雀士の周囲でも結界が歪むかは不明です。 ※酒気を操る程度の能力 ――自分や周囲にいる人を自由に酔っぱらいにしたり素に戻したりすることができる。それ以上でもそれ以下でもない。 第30話 魔理沙のイカサマ 第30話担当外来人in無縁塚 + ... 光は影がある故に、それを認識し分け隔てることができるのかもしれない。 人里の賑やかな通りを一歩も二歩も入った、日があまり差さない路地裏にて、 その奇妙な邂逅は行われていた。 男が2人、見た目が少女である「何か」が1人。 男の方はまるで古代ギリシャの彫像のように逞しく無駄無く筋肉がついた、ある種の美しさや神々しさやすら漂わせる者が1人と、それと対を為すようにあまり恵まれてない貧相な雰囲気の者が1人。 前者のギリシャ神話の英雄のように惜しげもなく日のもとに晒された肌には、つい先ほどまで走りまわっていたのか、あちこちに泥や葉っぱのようなものが付着していた。 「……アリスと聞いてはるばるこっちまで走ってきたんだが、どうやら俺は嵌められたらしいな」 久しぶりにきれちまいそうだぜ、と纏う殺気を増幅させつつ苦笑いするDY。 その視線を真っ向から受け止めるのは少女らしい「何か」。 それなりに整った顔立ちにセンスのいい服装。深窓の令嬢は言い過ぎかもしれないが、一見した限りでは雀荘に出入りするような人種には見えない。 ……しかし同時に、その表情はDYを前に一歩も引かない「狂気」を孕んでいた。 「アリスハオレノヨメアリスハオレノヨメ……」 DYとなおきん。その筋では名の通った2人の横には、スケールの違いに早くも押され気味の無縁塚。 しかしまた彼も甘んじて負けを受け入れるつもりは無い。 3日3晩何も口にしていない体では殴り合いをしても負けるだろうし、雰囲気がなんとなくVIP雀士っぽい2名では麻雀でも勝てるかどうか分からない。 だが彼は重要な情報を手中に収めていた。 「……弱肉強食はこの世の真理だと思うんだ」 唐突に、そうなおきんに話しかけるDY。 「…………」 「あんたとの決着はほどなくつけるとして、まず箸にも棒にも掛からない弱者にご退場願うべきだと思うんだ」 「……おk」 ぐるり、と2人は首を巡らせ無縁塚の方に焦点を合わせる。 そらきたぞ、と無縁塚は全身を緊張させながら慎重に2人へと話しかける。 「……1番の障害は霧雨魔理沙、だと思うんですが」 滅殺すべし、と伸ばされた2本の腕が止まった。 すかさず話を進める無縁塚。 「そう、魔理沙がどうにかならない限り、アリスの婿に明日は無い。弾幕ごっこは出来ませんが、俺たちには麻雀があります。……魔理沙のドラ爆の秘密を教えますから、どうかこの場は勘弁願えませんかね?」 無論、2人とも無縁塚とは違いそれなりに高い戦闘力を保持してはいたのだが、色々と気になる言葉を耳にし、消すのは聞いた後でも大丈夫だろうという結論に至り腕を引っ込めた。 それを話を続けていいという許可だととらえた無縁塚は、舗装されていない地面に図を書き出した。 「魔理沙のサマ――積み込みは単純明快、しかし難易度の高いものです。下山の右から2枚目、3枚目に数牌……まあここでは2筒としましょう……を2枚、6、7枚目に3筒を2枚、10、11枚目に4筒を2枚……あとは適当に残りの牌を集めるとします。で、これと同じ事を上山でもやります。つまり4枚セットを3セット、積み込むんですね。後は確認してもらえればお分かりいただけると思いますが、親のときにこれをやって5か9を出せば文句無くドラ4が手に入ってきます。暗カンすればドラ8、リーチを駆ければ裏ドラ、カン裏が乗りますからドラ16と、即席役満が出来上がるわけですよ」 無縁塚は最初から気がついていたわけではなかった。東1局でこの役満直撃をかっくらいハコって終了というなんとも情け無い終わり方をしたのだが、そのときはただただ唖然とするだけだった。 ふと閃いた理由は9割方命の危険に晒されたからであろう。人間の生存本能は尊い。 「これさえ阻止してしまえば、なるほど確かに強そうな魔理沙ではありますがなんとか下すことができるはずです。後は好きなように条件を吹っかけて勝てばアリスとのウフフな展開は目の前に!」 顔を見合わせる2人の横で、無縁塚はこっそり冷や汗を拭う。 どうやら即処刑は無さそうな感じだが、不用意な一言でまた窮地に陥る、ということも充分あり得る。 そして彼もまた、アリスを諦めるつもりは毛頭無い。 ――この路地裏の小康状態は、ただただ嵐の前の静けさに過ぎなかった。 場所:【人間の里/1日目・夕方】 名前:無縁塚、なおきん、DY 備考:無縁塚は他2名がなおきん、DYであることに気がついておらず、VIP雀士らしいということしか分かっていません。 第31話 ある放課後の出来事 第31話担当⑨ + ... vipに置いてマスコットだとか地味に一番怖い人だとか、そんな風に言われる人物をご存じだろうか? wiki管理人にして、避難所の雇われ管理人の金木犀を。 いきなりだが彼ははっきりと言ってこの現実を受け止められないでいた。 幻想麻雀で遊んでいたらなんか妖怪の山らしき所にいきなり移動したのだから。 なぜ妖怪の山らしき場所と断定できたのか――天狗がいたからである。 それは射命丸文ではなかったがまぎれもなく烏天狗だった。 他にも白狼天狗などもいたがそこに椛の姿はなかった。 金木犀は天狗達に気が付かれないようその場を離れる。 天狗達と比べ、圧倒的に身体能力その他もろもろに置いて劣る彼は幸運にも見つかることなくその場を離れることができた。 幸運にも――? いや、彼がその場を離れることができなたのは必然のことであった。 幻想郷に入り何らかの能力が発現するものもおおくいる。その例にも漏れず金木犀にも能力が発現していたのだ。 本人はその能力の発現に気が付いていなかったが彼に発現した能力それは―― ”気を察知する程度の能力” まぁ簡単にいえば相手の位置を探りその相手が友好的か敵対的かが本能で察知できる程度の能力である。 その能力で彼は本能的に”やばい”と感じた。だからその場から逃げだしたのだ。 気を察知することで相手に見つかりにくい場所を選び慎重にその場を離れる。 「レミ―――が――放課――――――って――――よ―――」 「文――――見た――――し―――が――」 「吸血鬼を――――なんて――――とんでも――――もんだ―――」 「また・・・・・・ 一波乱ありそうだな」 そんな彼の背中に聞こえてくるのは天狗達の声。 金木犀にはその声を聞き続ける余裕は無かったが最後の―― 「一波乱ありそうだな」、という言葉だけはしっかりと耳に残った。 ちなみにこの時椛はと言うと……みのりこと一緒に焼き芋を食べていた。 千里先まで見通す程度の能力を持つ椛がいれば金木犀はいかに気を察知しようと見つかっていただろう。 彼は山の神様には感謝をしなければならないのかもしれない。 また、それとほぼ同時に入れ替わるようにして1人の雀士が妖怪の山へ訪れていた。 名はいーあるさん。鬼畜と評判の人である(本人ページ参照)。 彼女は金木犀とは逆の方向へと向かっていた。 即ち天狗がいる場所の方へ、だが彼女は全くその事実に気が付いていない。 彼女は――天狗達のところへと少しずつ近づいて行く。 金木犀がその場から危険を察知し離れていったことを知らずに――― 場所:【妖怪の山/1日目・昼】 名前:いーあるさん 金木犀 備考:いーあるさんは”女”です 第32話 夢にまで見た地獄烏 第32話担当Nowe + ... 「暑い…。」 男は口に出さずに入られなかった。 いくら真夏であろうと長袖の上ある程度の厚着をするのが男のポリシーであっても口に出さずにはいられない。 それほどここは暑いのだ。 そもそもここは何処なんだ…。 周りを見渡せばあたり岩肌が丸見えの溶岩地帯のような場所、正直男にはさっぱりだった。 こんな場所には来る予定はなかったし、そもそもつい先刻ここで目覚める直前までは仕事を、整備のために機械の下に潜っていたはずなのだ。 だというのに、何かが割れるような音と潰れるような嫌な音を2つ聞いた後に気づいたらこんな場所にいたのだ。 「はぁ…。」 なんでか作業着のままだしなぁ。 男は自分の服装を思いため息をつく。 薄緑色の上下に同色のネット付キャップ、足には白色の安全靴、見るからにどこかの工場の作業員である。 こんな格好で外出していたら誰でも恥ずかしいのではなかろうか。 「あー、暑い…。つか、この暑さは死ねる気がする…。」 今の気温はどれくらいなのか、男は目が覚めてから止まることを知らない汗に危機感を覚え始めていた。 気のせいか、目も霞んで来た…。俺の水分が発汗でマッハ…。 男は汗を出しつくすと次には目が乾き目が霞んでくることを経験していた。 男の現状はまさにそれで、この次に来るのは脱水症状で倒れることだということも知っていた。 うぼぁー。人もいなそうだし、倒れたらそのままお陀仏かなぁ…。 「人間がこんな所でなにをしているのかしら?」 男が人生初の死の淵を垣間見ようとした時声がした。 が、声はすれども姿は見えず。 脱水症状って幻聴も聞こえるのか…。 「何処を見ているの?こっちよ、こっち。」 再度聞こえた声はどうやら上方からの呼び声で、男がそちらに目を向けると。 「あ。」 「紅白巫女や黒白魔法使いとか違ってただの人間のようだけれど、どうやってここまで来たのかしら?」 黒い羽を羽ばたかせ、左足には奇妙な靴を左手には奇妙な棒をつけた少女が浮いていた。 男は少女の問いかけに答えない、いや答えられない。 なぜならば 夢か現か、男の目に映るのはあるはずのない光景で。 現か夢か、酷い暑さの中で出会った地獄烏は思っていたよりもっとずっと可愛らしくて、 その感動でその男、Noweは声など出せなかったのだ。 場所:【灼熱地獄跡/1日目・正午】 名前:Nowe お空 備考:特になし 第33話 本日の朝食メニュー「スコーンと紅茶と旅行への誘い」 第33話担当紅蜂No.13 + ... 俺は夢を見ていた。 自分の家の布団の中で。 あったかい布団の中にくるまれて。 幸せなまどろみを堪能していた。 そういえば今日は休み、だっけ?・・・まあ、あったかいからいいか・・・ そんな考えも浮かんでは、すぐに消えて。めぐる考えは二度と思い出せない。 そんな幸せなお布団の中に俺はいた。 できることなら、このまま夢を見ていれたらいいのに。 「・・・おーい。起きてー」 んぁ・・・まだもう少しここにいたい・・・ 「起きないね・・・そろそろ起きないといろいろ困るんだけど」 もうちょっと・・・寝かせて・・・ 「しかたないねー・・・じゃあここは私が一つ」 ああ、うるさいなぁ・・・だから、もう少し寝かs 「超!必殺!!メルランチョップでおっきろーい!!!」 え?チョップ?ちょっとm ゴスッ。 「・・・メルランさん、もうちょっとまともな起こし方は無いんですか・・・」 プリズムリバー家に連れて行かれた○○は頭をなでながらつぶやいた。 頭の上には大きなたんこぶ。綺麗なお山が出来上がっていた。 「だって~揺すってもちっとも起きないもん」 「だからって問答無用でチョップはまずいでしょ。メルランはいつもこうなんだから・・・」 頬を膨らませているメルランを軽く説教するルナサ。プリズムリバー家ではよくある光景である。 もっとも、一昨日から異世界の来客者が一人増えており、ちょっと変わってはいるが。 「まあまあ、せっかくの朝ごはんが冷めちゃうじゃない。とりあえず食べさせちゃいましょうぜ姉さん」 「せっかくルナサ姉さんが昨日から家族になった新人さんに腕を振るってあげたってのにねぇ」 「・・・あとで覚えてなさいよ、メルラン」 三姉妹が騒いでいる目の前には、異世界から来たお客様への朝食が並んでいた。 騒霊である彼女たちには基本的に食事というものは必要でないため、料理などは普段しない。 しかし、客人がくるときには三姉妹が分担して料理を行い、客人をもてなすようにしているため、 基本的な調理技術は会得している。もちろん味付けに関しても某亡霊のお墨付きである。 「もし妖夢が突然死んじゃっても安心だわ~」との評価も残しているがそれはまた別のお話。 ちなみに本日の朝食はルナサ特製のスコーンと紅茶である。 そんな騒霊の手料理を食べながら○○はルナサに尋ねた。 「とりあえずこれからどうすればいいんでしょうか」 昨日霊夢から聞いた話では、一ヶ月くらい待てばどうにかなると言っていたが正直○○は不安であった。 いきなり異世界に飛ばされて、騒霊と出会って、高いところに連れて行かれて、失神して。 現実世界じゃありえない展開に○○の頭の中はついていけず、それがすべて不安として現れていた。 それに一番○○が不安だったのが、霊夢の暢気な笑顔があんまり頼りにできそうに無い感じであったからである。 もっとも、霊夢自体、現実世界のバイト巫女と比べたら頼りにできるのではあったが、今の○○には余裕は無い。 自分は現実世界に戻れるのか、それともこのまま戻れないのか。それにすぐ戻れるのか、それとも――― そんな○○の気持ちを察したルナサは口を開いた。 「そうね・・・来たばっかりで気持ちの整理もついていないだろうし、少し心を落ち着けたほうがいいね」 手に取っていた紅茶を置き、不安であった○○の心をほぐそうとした。 時間は余るほどあったし、心を落ち着かせるには十分。 それならゆっくり不安を取り除いたほうが今後一緒に行動しても問題ないだろう。 そうルナサは考えたからである。そうと決まれば、あとは・・・ 「それに、今は私たちも特に仕事も何もないし、家でゆっくりしていけb」 「はいはーい!ていあーん!一緒にお出かけしましょう!!」 ルナサが話しているところを乱入するメルラン。 「姉さん・・・空気読んでる?」 「読めなければ今乱入しないわよ」 リリカの注意も聞いていないようだ。 「せっかく幻想郷にきたんだし、いろいろ回って思い出を作るのもいいんじゃない?」 「それもそうだけどさぁ・・・ちょっと今は空気読もうよ・・・」 「そんな考えじゃハッピーになれないわよリリカ。もっと柔軟な発想でね―――」 妹二人の口喧嘩にため息をつくルナサ。これもいつものプリズムリバー家の光景でもある。 もっとも、今は――― 「せっかくだし、メルランさんの提案に乗ってもいいかな?」 ―――大して変わらないのね。 ルナサは少し微笑みながら○○を見つめた 俺は現実を見ていた 知らない家の中で あったかい家族の中にふくまれて。 幸せな団欒を堪能していた。 そういえばここは幻想郷、だっけ?・・・まあ、どこでもいいか・・・ そんな考えも浮かんでは、すぐに消えて。めぐる考えは二度と思い出せない。 そんな幸せな家族の中に俺はいた。 できることなら、本当の現実であったらいいのに。 場所:【プリズムリバー家/3日目・朝】 名前:○○(おつつー) プリズムリバー3姉妹 備考:これからどこに行こうか考え中。とりあえず今を楽しむことにした。 まだ名前については触れていませんが、名前とかその辺はこのあと書く人に任せた。 第34話 勘が良い程度の伝説 第34話担当⑨ + ... 唐突に言うとあおは迷っていた。 そりゃ当然である、幻想入りしたばかりの人間が魔法の森に入ったら確実に迷う。 適当にDYに道を教えたのがまさか人里への最短距離だったなんて彼女は知らない。 ただDYがウザかったのでDYと一緒に迷うよりは1人で迷う方がましだという判断。 ちなみにVIPの奴が他に来ているかの確証は彼女は持っていなかった。 ただ彼女の本能がDY以外にもVIP雀士が幻想入りしていると告げたのだ。 だから彼女はその本能を信じた。 麻雀に置いて勘はかなり重要で時にはそれが勝負を分ける。 その勘に彼女は絶対の自信を持っているのだから――今回もその勘を信じた。 自分やDY、いきなり現れいきなり消えたきーご以外のVIP雀士もここには来ていると。 ◆◆◆ 「さて、DYは追っ払ったがこれはどういうことだろう……」 そんな迷い魔法の森脱出を夢見る彼女の前に広がるのはおかしな光景。 木々の間を光が駆け抜け霧雨魔理沙と思しき少女が破壊の力をまき散らす。 しかしそれに対する対象は――存在しない。 だが会話の声だけはしっかりと聞こえる。 「待ってくれ、待ってくれよそこの可愛い魔法少女! 僕は人を探していただけなんだ!」 「……下半身を露出して人探し? どう考えても犯罪者だな」 「え、ていうか、僕の姿が見えるの?」 「見えるんじゃない、感じるんだ。あんたからは犯罪者の匂いがぷんぷんと感じるな。そして犯罪者は、弾幕を以て殲滅されるべきなのぜ?」 「だから誤解であってさ! 決して下心があったわけでなく、それはとても気持ちよかったんだ!」 ステルス空気で紳士でちんぽっぽ。 そんな奴はあおの記憶で思いつく奴は一人しかいない。 紳士でちんぽっぽな奴はVIPにいくらでもいるがそれにステルス空気が付くのは1人だけである。 「きーごか……いきなり消えたかと思えば紳士していたのか……」 あおはきーごの能力に関する知識を全く持っていない。 ただ先ほどはきーごがまだ能力に気が付いた直後であり使い方に慣れていなかったということできーごの存在に気が付いたのだ。 きーごの存在に気が付いたのもあおの勘が大部分を占める。 「なんとなくそこに誰かがいるような気がした」あおからするとそれだけである。 それだけなのだがその時にわずかな時間ではあるがきーごのステルス迷彩が不安定となりあおの目にはきーごの姿が映し出されたのだ。 しかしそれからまだ時間はあまりたっていない。だがきーごはとんでもない速度で能力に慣れ、使いこなしていた。 それこそ自らのステルス能力を応用し色んな法則を捻じ曲げるほどができるほどに。 「さっきから回避しているあしい理論は意味不明だがどう考えても現状の戦闘力は私をはるかに上回るらしいな……」 彼女は毒づく。はっきり言ってただの空気だと思っていた相手がこんな凶悪な能力を有していたのだから。 ステルスの能力をここまで応用できるのであればそこらの妖怪に負けることはないだろう。 だがあおはただ勘が優れていて麻雀が強い程度の一般人。妖怪に襲われれば一たまりもないだろう。 しかしあおはまだ危険な妖怪とは出会っていない。これは単に彼女の運の良さが原因なのだ。 配牌一向聴などを頻発するほど運が良い。 勘が良く当たり、幸運に恵まれている。これが今のあおの強みだった。 ところでなぜ幻想入りしたばかりのはずのきーごにそのような魔法関連の知識があるのか疑問に思わないだろうか? その答えは単純明快、きーごはもともと魔法使いだったからだ。 きーごにはもともと素養があった。だからこそ彼は20歳という若さで魔法が使えるようになった。 他の魔法使いのように30歳や40歳になるまで童貞で待つ必要はなかった。 20歳まで童貞でいれば良かったのだ。 魔理沙の弾幕がさらに厚く、濃くなる。 きーごも必死にそれをさばいているようだが(見えないのでどうさばいているのかは見えない)それが限界に近付いているのは明らかだった。 いかに体術が優れていよともそれを交わす余白がなければ交わすことはできないのだ。 その交わす弾幕の余白、それは傍目からも明らかに無くなっていた。 そしてその余白が完全に消えてなくなり――― そこでその戦いは唐突に終結した。 霧雨魔理沙と思しき少女があおとは違う方向で倒れている少女の元へ駆け寄ったから。 (レミリア・スカーレットか……?) 彼女の知識にその少女の特徴に該当するのは1人だけ紅魔のカリスマ、レミリア・スカーレットだけである。 レミリアがなぜこの場所に倒れているのかは彼女には分からない。 今だ幻想入りしたばかりの彼女にははっきりと言って魔法の森に関する知識もない。 今ここにあるのは気絶したレミリア、ステルスをといた紳士きーご普通の魔法使い霧雨魔理沙 そして――VIPに置いて伝説と呼ばれ今この状況からどう動くか判断しようとするあおだけであった。 場所:【魔法森/1日目・夕方】 名前:あお レミリア 霧雨魔理沙 きーご 備考:あおになんらかの能力があるかは不明です。現状ではただ勘が良く当たり運がいいだけの一般女性です。 第35話 茶屋という名の情報屋 第35話担当狐ノ連 + ... ――カランカラン・・・ 「やぁ、いらっしゃい」 ドアの開く音を耳に、私はそちらへと視線を向けた どうやら珍しい、人間のお客のようだ 「初めて見る人だね、注文は何にするかな?」 「ええ、じゃあアイスコーヒーを一つ」 「アイスコーヒーね、少々お待ちを」 私の姿を見ても驚かない人間・・・ そう思った私は少し、この人間に興味を持ったのかもしれない 「はい、アイスコーヒーだよ」 「あぁ、ありがとうございます」 ゴクリッ、と彼は一口アイスコーヒーを口にした後、私は彼に質問をしてみた 「私の姿を見ても驚かないようだけれど、"そう言う事"に関わっている人間なのかな?」 彼は一瞬、質問の意味を理解するかのように間をおき、答えた 「えぇ、まぁそう言う事にしておきましょう」 曖昧な返答、しかし危険性はなさそうだ 雰囲気からそう感じ取った私は、次の質問を投げ掛ける 「ここにはどういったご用で?まさか貴方の様な人間が化け狐の茶屋に涼みにだけ来るような事はないでしょう?」 まぁ一部例外と言うモノは存在するんですけれどね 「話しが早くて助かります、少し情報を頂きたくて訪ねてきました」 「情報、ですか」 「えぇ、詳しくは言えませんが、これを」 そう言って彼が差し出してきたのは一つの新聞 まぁ目を通さなくても分かるのだが、そこには文々。新聞と書かれている 「それで、その欲しい情報とは?」 「はい、その新聞記者を捜しているんです、今どこにいるか分かりますでしょうか?」 「成る程・・・」 ――ガタガタッ・・・ 窓の鳴る音、 あぁ、これなら―― 「なら、少しここでお待ちになれば良いと思いますよ」 「・・・そうですか」 「えぇ、貴方の尋ね人はすぐ――」 ――カランカラン・・・ 私の台詞を遮るかのように、また一人の人間が茶屋に訪れた その人間を万遍なく見た後、私は彼にこう告げた 「行きなさい、貴方の尋ね人はきっと外にいますから」 「外に・・・ですか」 「えぇ、きっといます」 私の言葉を信じたのだろうか、彼は残ったアイスコーヒーを一気に飲み干すと礼を残して店を後にした 名前でも聞いておけば良かっただろうか、 そうも思ったが、きっとそれは愚問だろう 何故なら必ず、彼はきっと此処に来る 理由もなく、 唐突に、 「・・・やぁ、すまないね、いらっしゃい」 私はそう思い、もう一人の人間に声を掛けた―― 場所:【幻想郷の端の方 狐ノ茶屋/1日目・昼】 名前:狐ノ連 BBRC 皇束篠秋 備考:マスターは何らかの能力を持っている?BBRCさんが一人で入ってきていますが、外には文が待機しています 第36話 寺子屋の異変 第36話担当つゆくさ + ... 「良かった……目が覚めたか」 それが、俺と先生が初めて会った時に貰った言葉だった。 知らぬ間にたどり着いた場所……、その名は幻想郷。 どうしてこんな場所に迷い込んだのかはわからない。 だけど、俺の怠惰な日常はとびっきり破天荒な日常へと変化したのは確かだった。 幻想郷の人間の里で寺子屋を開いている上白沢慧音――俺は先生と呼ぶことにしたが、に俺は助けられた。 どうやら俺はこの寺子屋の庭に倒れていたらしく、半日ほど目を覚まさなかったらしい。目が覚めてから、幻想郷のこと先生自身のことや風土や文化の大まかなことは教えてくれた。 先生という職業なだけに教えるのは手慣れていた。 「そうか、それでつゆくさ君はどういうわけで幻想郷に迷い込んだのか自分でもわからないということか」 「ええ、外にいた時の最後の記憶も曖昧で…」 「うん、ここ最近外来人が大勢迷い込んでいることに関係があるのかもしれないな。ただ、個性的な外来人が多いらしい…ぞ」 「はぁ、個性的…ですか……」 どうやら俺みたいな境遇の人が他にもいるらしいな。それに俺は話のわかる人に助けられてラッキーだったのかもしれないな。 しかし先生の顔は話をしている間中ずっと浮かばないように見える。 「あの、先生」 「ん、どうした?」 「いえ、浮かない顔をしてたんでどうしたのかなって。やっぱり迷惑でしたか……?」 「いや、実はな…。つゆくさ君が来る少し前からこの里で子供が消える事件が起こっているんだ。既に5人……行方不明になっている」 行方…不明…。 その言葉の意味の大きさは外来人の俺からしても理解できる。そしてここ幻想郷であれば、それ以上のことになっていてもおかしくはないということだ。 「教え子……だったんですね…」 「まぁ……な」 「先生ッ……探しに…探しに行きましょうよ!」 「探しにってキミ…あても何もないんだぞ」 「それでも、探しに行きましょうよ。今頃怖くて泣いてるかも知れないんですよ?」 そう、怖い妖怪に捕らえられてるかもしれない。どこかで迷子になってるのかもしれない。 「先生ッ、手分けして探せばきっと見つかりますよ」 「つゆくさ君……。そうだな、こんな部屋に閉じこもって私らしくなかったな。うん、ありがとう……」 そう強がる先生の目元には涙がうっすらと見えた。 「それじゃあ、私は少し出かけてくるからこの家は自由に使ってくれ。少し人探しをする上で心強い味方がいるんでな」 「あ、あの、俺もついて行っちゃあダメですか?」 里で大変なことが起こっているっていうのにじっとしてられるものか。 それにこの人は俺の恩人なんだ。恩人が困ってたら手を貸すのが義理ってもんだ。 「だけど、キミ、ケガは大丈夫なのか?」 「はい、先生の介護ですっかり良くなりましたから」 「わかった。それじゃあ直ぐに出発の準備をしてくれ…、といってもキミにそんな準備は必要ないか。でも無理だけはしないでくれ、約束だ」 「わかってますって、先生を泣かせるわけにはいきませんから。逃げ回ってれば死にはしませんよ」 そうして、俺と慧音先生の子供を探す旅が始まった。 まだ見ぬ他の外来人、外来人達と子供たちの失踪には関係があるのか、まだまだ俺にはわからないことばかりだった。 場所:【人間の里・慧音の寺子屋/?日目・朝】 名前:慧音&つゆくさ 第37話 DT乙と言わざるを得ない 第37話担当⑨ + ... 目が覚めたらそこは花畑だった。 そしてそこにいたのは風見幽香。俺はその現実が信じられなかった。 幽香は俺とすぐに仲良くなった。 なにか俺と幽香には惹かれ合う所があったのだろう。 同じ趣味を持ち、同じ花を愛で、同じ季節を愛した。 俺と幽香は一緒に暮らした。 一体そんな月日がどれだけ続いただろう? そんなに時間はたっていない気もするし逆に長い期間過ごした気もする。 でも俺と幽香は同じ時間を生きた。 人間と妖怪という許されぬことだとは知っていたが―― それでも俺達はその道を進むことを選んだ。 同じ道を歩んでどのくらい時間がたっただろう。 ある夜のことだった。 俺が寝ていると幽香は俺の布団へといつもとは違う様子で潜り込んで―― ◆◆◆ そんなことがあればよかったとどれだけ思っただろう。 俺は今とんでもない所にいた。 ここはとにかく暑い。 俺はさっきまで生放送をBBRCさん達と一緒にしていたはずだ。 某変態紳士のせいで4位の罰ゲームで変な妄想を暴露するという公開処刑を喰らっていたわけだが―― 本当にここは一体どこなのだろうか? 汗はダラダラと流れだし続け俺から体力を奪い取っていく。 このままでは脱水症状で倒れる前にまちがいなく熱中症で倒れるだろう。 だから俺は今きている服をネクタイを残し全て脱ぎ捨てた。 少しは暑さが緩和されたような気もする。 やはり紳士スタイルは最高だ。 さて、紳士スタイルで多少緩和されたとはいえこの暑さは異常だ。 この暑さからのがれるために俺は場所を移動する。 移動する俺のの前にやがて一つの変化が起きた。 俺の視線の先に烏のような羽をもった少女と男が現れたのだ。 鳥の羽をもった少女はとても可愛らしくそれに相対している男はこのクソ熱い中も作業服を脱いでいなかった。 すでに暑さに耐えられず紳士スタイルになった俺を見慣れえば良いのに。 少女と男が今何をしているのかは分からない、俺は今からあの二人に接触するべきなのだろうか、それとも―― 場所:【灼熱地獄跡/1日目・正午】 名前:Nowe お空 長き童貞 備考:特になし 続き
https://w.atwiki.jp/silyousetu/pages/13.html
みんなの秘密 ピーチ姫「そういえばキノピオの頭のキノコは食べれるのかしら」 キノピオ「な、何でそんなことを突然言うんですか?」 ピーチ姫「えい!」 スポッ! ピーチ姫「・・・・」 ヤマザキ 憑依する! ヤマザキ「これが幽体離脱ができ相手に憑依出来る薬なのか?」 マリオ「ああ、全世界に1つしかないから厳重にな、 相手の体を乗っ取るときは相手のケツから入ればいい 効果は1週間だ」 ヤマザキ「分かったのだ!」 プリズムリバー豪邸 ここでヤマザキのOP 幽体離脱をしたヤマザキ「しめしめ・・・さっそくルナサの体に乗り移ってやるのだ!」 ルナサ「さてと・・・う・・・えへへへへ・・」 ルナサ「ルナサの体を乗っ取ってやったのだ!」 ルナサ「おーいメルラン!」メルラン「何?ルナサ」 ルナサ「おっパイよ~!」 これらの小説はこんな感じの作ってくださいという例です 皆さんもこれより長い小説をたくさん作ってください!(小説を作る場所はみんなの小説です)
https://w.atwiki.jp/gensouiri/pages/2969.html
タイトル 動画リンク コメント タイトル 1730人目の幻想入り 作者 ひとこと [[未確認幽霊船長が現代入り]]、[[さとりの人間恋路録]]、の人 主人公 動画リンク 新作 nicovideoエラー ( 正しい動画URLを入力してください. ) 一話 コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/me-purugannmann/pages/16.html
ここは、管理人が小説を書くところです。コメント以外は編集できません。 それぞれの話ごとに飛ぶ形になります。 エレクトロニック -- チヒロ (2010-04-23 17 16 45) どーも^^ -- ほのあん (2011-02-11 16 41 15) ロボット好きな人いますか? -- ロボット大好き (2012-01-31 21 24 38) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/mentanpin/pages/22.html
時は2007年ん11月っ! ついに伝説のS先生が交換小説を開始した!! 交換小説を担当される先生方は今しばらくこのSの戯れにお付き合いくださいませ。 Sと皆さんの交換小説そにょ1 (2007/11/4 連載開始⇒2007/11/11 連載終了!S先生の次回作にご期待ください!) Sと皆さんの交換小説そにょ2 (2008/1/23 連載開始) 注意書き ● 交換小説そにょ1でS先生よりご指摘のあった通り、せっかく他の先生方が話を進めても、突然10年後…のように展開ぶち壊しにしてしまうと話を繋げた意味がないとのことより、あまり激しく展開をぶち壊しにする内容は控えましょう。正月に先生方同士で話し合った結果、そにょ1からちょっとルールを修正します。 ● ラブコメ、ミステリー、ファンタジー、ハードボイルド、などジャンルは自由。 むりやり面白い話にしなくてもシリアスにしても構いません。きっとその次の先生が落としてくれるでしょう。 とりあえず、主人公をSとして、Sを題材にしておけばテーマは自由。実名は止めたほうがいいかも? ● 最初はSSK先生からスタート。後は次の先生は自由に指名してください。 ● 画像とか載せたい人はご自由に。 ● 後のルールはそにょ1と同じかな?要望とかあったら変更するかも。 ● S先生のわがままは全てにおいて最優先事項です。必ず服従してください。 ただし、不愉快であれば拒絶しても構いません。 ルール ①まず、執筆者(※)は小説を執筆します。PC持っている人は直接wikiを編集して書き込んでください。 編集できない(わからない)人は管理者にメールで小説を送ってください。 ②執筆が完了したら、執筆者は次に執筆する人を指名します。 ③指名された人は同じようにして、執筆を開始します。 もし、ネタが浮かばないとか、時間がかかりそうであれば別の人を指名してください。 ④後は執筆⇒指名の繰り返し。別に長文にこだわらなくても、1行でバトンタッチも可。 ⑤テーマ?ないよ! ⑥執筆者はこの人たち 執筆者:S、Y、T、M、J、SSK ※:執筆(編集)にはログインが必要です。 執筆者にはそれぞれにログインIDとパスワードを連絡するので、それでログインしてください。 編集の仕方 画面上部の[編集]-[このページを編集]で、小説を書く事ができます。 ただ書くだけなら難しくないかと。 書き終わったら[ページ保存]で完了。 もし、編集に失敗してページを壊してしまったとしても管理者権限で、 前のページから復元できるのでお気軽に編集してください。 補足 このどうでもいい交換小説はiモードでも見られるように作ってるつもりである為、PC上で見るぶんには背景などが少々さみしいだろうとは思われるがご了承願い奉りたい。 あと、ルールはこうした方がいいとかなんかあればコメントでもなんでもいいので連絡よろしく。 トップページへ 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/orz1414/pages/197.html
■魔理沙3 ガガガ・・ガッ まりさ いままで恥ずかしくていえなかったんだが 愛してるぜ 4スレ目 971 ─────────────────────────────────────────────────────────── 紅魔館の大図書館に、最近気になってる奴がいた。 本棚の本を手に取ろうとしたら、たまたま手と手が触れ合った。 「あ、ごめんなさい。よければ先に読んでください」 と言った笑顔に一目惚れしてしまった。 実はその少し前から研究に没頭して暗い世界に入り込んで暗い青春を送っていたけど、 そいつは明るくて、男女分け隔てなく話せるのでちょっとした人気者だった。 所詮、こんな暗い奴には高嶺の花というやつだ。 ところが、たまたま寝過ごしてで帰りが遅くなった日、帰ろうかと思って図書館を出ると そいつがいた。入っていったときに目が合ってしまって、無視するのも何だな、と思って、 できるだけさりげなく 「よ、よう。遅いんだな」と言ってみた。 「うん。キミも遅いんだね」とやっぱり返事は明るい。 「まあ、読書に没頭してたらな」とこれもさりげなく言ってみたが、心臓はもう爆発寸前。 そうしたら、そいつが近寄ってきた。 「ねえ、最近元気が無いみたいだけど、何か悩み事でもあるの?」 「いや、そんなことは……」 「ボクじゃ力になれないかな?」 そう言って私の前に立つと、こっちをしっかりと見ながら 「初めて会ったときからキミのことが好きでした。この気持ち、受け取ってください」 そう言って私の唇に自分の唇を合わせてきた。 やわらかい……初めての感触に呆然としていると、急にその気持ちが怖くなって、 「でも、こんな普通過ぎる魔法使いなんて、いやだよな」と言うと、 「そんなことないよ。こんなに女の子らしいじゃん」と言って、優しく抱きしめられる。 ああ、心地良い。初めて女の子に生まれて良かったと (省略されました。続きを読むには次回の最萌で魔理沙に清き一票を入れてください) 5スレ目 41 ─────────────────────────────────────────────────────────── ミーンミンミンミンミンミンミンミンジジジジジジジジィィィィィィ!!!!! 「こいつらの大合唱なんとかしろよリグルゥゥゥゥゥ!!!!」 季節は夏。女の子が薄着になる最高の季節。 だが、今年は暑すぎだ!!冷房役のチルノを紅白に寝取られた(寝ている間に連れて行かれた)俺にとって、 残された冷房装置が団扇(七輪用)のみの俺にとって、この暑さは殺人的だ。 暑いぜ暑いぜ暑くて死ぬぜ! 「あちぃー……まだ麦茶あったかな?」 俺は冷蔵庫の中を調べた。ちなみにこの冷蔵庫、上段に氷を入れて使うという超旧式の冷蔵庫なのだ。 うーん、涼しい。冷蔵庫GJ!!……おっと、あまり開けっ放しにしてると氷が溶けてしまう。 氷が溶けてしまったら最後、冷蔵庫に入れてある生物が痛んで腐って生ゴミ製造機と化してしまう。 「お、あった……けど1杯分ってとこか。新しく作らないとな……」 麦茶を容器からコップに移す。この注ぐ音だけで癒される。 本当はキンキンに冷えた麦酒をグビッと行きたい所だが、どっちも麦飲料には変わりない。 んじゃ、早速一口。ぐびっ。 「~~ップハァッ!!!生きててよかった!!感動した!!」…ちとオーバーか。 そう思いながら次の一口に手を動かした時。 ガシャァーーン!! 窓が割れる音がして、 ドタドタ 誰かがこっちに来る音が聞こえ、 ガチャッ!(バタンッ!!) 台所のドアが開く音と同時に、現れたそいつは俺の手から麦茶を奪い、ドアが閉まると同時に飲み干した。 「って、おい!何してくれるんだ魔理沙!!」 突然現れた黒白は何事もなかったように 「何って、外が暑くて辛抱たまらなくて、避暑のためお前のうちに押し入り、ちょうどよく用意されていた麦茶を飲み干しただけだが?」 とほざいた。 「だけだが?じゃねぇーーーー!!人が飲んでるやつを横取りして、用意されたもクソもあるかぁっ!! あぁ最後の麦茶が……。そ、それに今のって間接キスだぞ……?」 それを聞いた不法侵入並びに器物損壊、及び麦茶強奪犯は 「ふむ、それは悪い事をした。ならばお詫びに……」 そう言うと魔理沙は近づいてきて、視界が魔理沙の顔でいっぱいになり、 口に何かやわらかいものが触れた。 ……………………………………………………え。 「代金代わりだ。とっておけ。…間接では不満そうだったからな。……では明日もまた来るから用意しておいてくれ」 そう言うと魔理沙は顔を真っ赤にして、ばたばたと逃げるように帰っていった。 5スレ目 342 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「おーーーい、○○!」 という怒鳴り声と共に、亜音速まで加速した魔理沙に跳ね飛ばされた。 そしてそのまま魔理沙に馬乗りにされる。 「この音速バカ! 俺のこところ殺す気か!!」 「そんなのはどうでもいいんだよ。な、○○、私のこと好きか?」 「……はぁ?」 「だから、私のこと好きかって聞いてんだ」 「何だよ唐突に」 「私の、こと、好きか?」 「あのなぁ、そんなの今更だろ」 「私のこと……好きか?」 「……。好きだよ、好きだ。俺は魔理沙のことを誰よりも愛してる」 「/////」 「言わせといて照れるなよ」 「ああ、私も○○のこと好きだぜ」 「ちゃんと俺の目を見て言え」 「おっと、今日はパチュリーに本を返さなきゃいけないんだ。もう行くぜ」 「おい、お前本なんか返したことないだろ。しかも手ぶらだし」 「それじゃな」 そう言うと箒に跨る魔理沙。 「こら、誤魔化すな。ちゃんと俺の目を見てだな……」 再び強烈な加速で彼方へかっ飛んで行く魔理沙。 全く人の話を聞いてない。 「そうそう、今晩の食事当番は○○だからな! 忘れるなよ!」 最後にそんな怒鳴り声が木霊した。 5スレ目 802 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「おーーーい、○○!」 という怒鳴り声と共に、亜音速まで加速した魔理沙に跳ね飛ばされた。 そしてそのまま魔理沙に馬乗りにされる。 「この音速バカ! 俺のこところ殺す気か!!」 「ふふ、充電だ」 そう言って俺にひしっ、と抱きついてくる魔理沙。 「何だよ唐突に」 「今日は珍しく霊夢に負けてしまってな」 「いつものことじゃん」 抱きつく力が強まる。 「しかし、三本勝負だからな。あと二本連取するためには充電が必要なんだ」 どうせ負けた瞬間にルールを勝手に三本勝負に変えたんだろう。 呆れかえる霊夢の様が目に浮かぶ。 「充電って何のことだよ」 「私の魔法は何だったっけ?」 「……恋色の魔法か」 「/////」 「言わせといて照れるなよ」 「○○に会ってから、ようやくこの魔法の意味が分かったぜ」 「ちゃんと俺の目を見て言え」 「おっと、霊夢がそろそろ待ちくたびれてるな。もう行くぜ」 「どうせ行ったところで面倒臭がられるだけだろ。それよりさっきの……」 「それじゃな」 そう言うと箒に跨る魔理沙。 「こら、誤魔化すな。ちゃんと俺の目を見てだな……」 再び強烈な加速で彼方へかっ飛んで行く魔理沙。 全く人の話を聞いてない。 「そうそう、今晩の食事は霊夢に作らせるからな! ちゃんと神社に来いよ!」 最後にそんな怒鳴り声が木霊した。 5スレ目 803 ─────────────────────────────────────────────────────────── 亜光速まで加速した魔理沙に突っ込まれた○○の目には、一瞬 重力レンズ効果で歪められた魔理沙の後ろの光景が映ったが すぐに光速近くに達し、質量が無限に肥大した魔理沙が発する 巨大な潮汐力によって、ゴムのように引き伸ばされた。 痛みを感じる暇もなくばらばらに千切れ飛んだ○○の最後の思考は おそらく小型ブラックホールの発生した幻想郷はただでは済むまい、 そのようなやけに客観的な、まるで人事のようなものだった。 5スレ目 804 ─────────────────────────────────────────────────────────── そうか!焼き芋か! 私としたことが失念していたぜ!! シンプルかつデリシャスな秋の味覚をッ!!! 「ということで焼き芋だぜ」 「……ああ、焼き芋だな」 ――ほふほふ。 そんな可愛らしい擬音が似合う表情で、黄金色の焼き芋を頬張る、 これまた可愛らしい少女。 波のある金糸の髪が、夜の秋風に靡き、月の光に煌いている。 そして、それを敢えて覆い隠すように被せられた、リボンの付いた 大きな鍔つき三角帽子。 「月が綺麗だが、寒空なんでな。持って来てて正解だったぜ」 「八卦炉の上に蒸し器載せるか普通」 「普通だぜ?――はむはむ」 幻想郷の住人ならば、風の便りに聞いた姿だろう。 曰く、『幻想郷に、黒白の魔法使い在り』と。 「魔理沙的には普通なんだろーが、俺には普通じゃない」 「何だ何だ湿気た面をして?折角の夜景を楽しもうぜ?」 その彼女の隣には、これまた打って変わって、平凡そうな出で立ちの男。 夜風に上着の襟を立て、寒さに震えながら焼き芋を啄ばみ、暖を取っていた。 大の男がその有り様では、その前に座る小柄な彼女――霧雨 魔理沙なら、文句の一つも 有ろうものである。 「そうか、なら幾つかツッコミがある」 「おお?何だ言ってみろ。私は今機嫌が良いからな」 尤も。 「一つ。 ――寒いの苦手なんじゃないのか?」 「厚着してきたし、芋もある。いざとなったら酒もあるぜ」 「そこで二つめ。 ――今、高度どのくらいだよ?」 「あー、お前の持って来た『じぃぴぃえすつきけーたい』によると、最低でも一万メートル? 振り切れてるから解らんが」 「基準器は霧雨邸だから……想像したく無ぇ」 この高度で、この程度で済む事自体が、常軌を逸している訳だが。 「……三つ。それを差し引いても、俺とお前の温度差は何だ」 「障壁が断熱と暖房を兼任してるからな。前に座っている私の方が暖かい」 「オーケイおかげでもう一つ解った。 前面のサイズが魔理沙規格だな?俺の顔の辺り、薄い」 「ははは、悪いな――はむ」 二人は、魔理沙の携える箒に跨り、タンデムでの雲海飛行という、幻想郷では早々無い ロケーションでのフライトに望んでいた。 箒はこの為の特注か、『本来の用途』からすれば用を成さないほど大型化され、タンデムの為の 容量を得ていた。 その下には、焼き芋用の炉が牽引され、湯気を棚引かせている。 「まあ、焼き芋でも食え。寒さを肌で感じながら食うのもオツだぞ」 「そう思うなら飛ぶの止めろ」 「えー?良いじゃないか、この夜空を流すのは最高なんだぜ?」 そこで、魔理沙が彼の方を振り返ると。 「おおぅ、○○が燃え尽きてるぜ」 後部に座る彼の顔に、真っ白な霜が降りていた。 「……ご理解頂けたんなら止めて欲しい」 「しゃーないな――っと」 漸く箒の速度が緩み、○○の頬を打ち付ける冷気が和らぐ。 「それはこっちの台詞だッ。――っくし」 霜を振り払うように頭を横に振り、くしゃみを虚空に投げ放つ。 「ん?大丈夫か?」 「大丈夫だな。生憎とな。 ――伊達に1年、誰かさんに付き合ってませんな」 「っな」 ――付き合っている。 その一言を聞いた途端に、魔理沙の頬に朱が指す。 「ああ、そうか。これはそのお祝いか?」 その表情に己の優位を見たか、ワザとらしく○○が手を打つ。 「……お前が来て、1年って意味でもあるし……むぐむぐ」 朱の色が耳朶まで来た辺りで、魔理沙は帽子を目深に被り、口を焼き芋で埋めてしまった。 幻想郷は、魔法の森。 その中に迷い込み、森の獣の餌になる前に行き着いた、霧雨邸。 その出会いから、丁度一年。 「ならお礼を言わないとな」 「……別に、普通だぜ――ぅわひゃッ?」 俯いた魔理沙の頬を、冷たくなった○○の手が奇襲する。 魔理沙の手から芋が取り落とされそうになり、 「そして頂き」 「あ!?」 抜け目無く、伸ばされた○○の手に奪われた。 「ちょっ、それ、私のだzもが」 「ハイこっち向いてーホレホレ美味いかー?」 そのまま抱き寄せるように、魔理沙を自分側に向かせる。 そして驚きに開かれたその口に、焼き芋を捻じ込んで封じる。 見事なまでの連続攻撃である。 「……んぐ。酷いぜ」 「HAHAHAHAHA.安心しろ、コレでチャラだ」 ○○の腕の中で、漸く芋を租借し尽くした魔理沙が、紅潮した頬のまま彼を見上げる。 半眼だが、生憎と涙目のそれは、彼女の可憐さを引き立てるのみで、威圧感など微塵も無かった。 「……チャラじゃないぜ」 その表情のまま、拗ねて掠れたソプラノが、風の音に消えそうな音量で響く。 「ん?」 「例えば、お前と私の身長差は大きい」 「それがどうかしたの――わッ!?」 突然、魔理沙が○○の首に縋り付く様に抱き付き、 ○○の顔を無理矢理、自身の横まで持って来させた。 「……だから例えば、耳打ちもこんな姿勢ばかりだ」 「……まあ、確かに『お子ちゃま』の強調に見えちま」 「そ!!!・れ!!!・にッ!!!」 「ッ痛ーーー!?叫ぶなぁッ!?」 抗議の声にも構わず――但し穏やかに続ける。 「それに――こう抱きつかないと、伝わらないだろ」 「何が――あ」 魔理沙が頬を摺り寄せる。 首筋に互いの吐息を感じるような、密着の中で―― 「――ああ、聞こえる」 「ああ、なんだ――○○も同じなんだな」 お互いの鼓動を、耳に聞いていた。 「それなら、こうするのもアリか――っと」 「きゃ――」 小さく可愛らしい悲鳴を無視して、今度は○○が魔理沙を抱き上げ、膝の上に乗せる。 「……落とすなよ?」 「落とさないって。――あ、早くなったな」 「――っ」 そのまま、彼女の胸に頭を預けた。 「な、なあ……何で、こんなに積極的なんだ?」 「それはお前が企んだ通りだ。 ――こんな所なら、寒がりのスキマも、翼に頼る鳥類も来ない、ってんだろ?」 「う゛」 ――魔理沙が言葉に詰まる。 だが、それに対し○○は、意地悪な笑みを浮かべ、 「――だが、小鬼はどーするつもりだったんだ」 躊躇無く盲点を指摘する。 「う゛う゛っ」 「――そんな事もあろうかと、巫女に一任しておいたので感謝しろ。俺に」 「じゃあ、親友の方に感謝しておくぜ……」 つまり逆に言えば、その友人には、ある程度のことがバレてしまったわけだが。 その事実を意識し、魔理沙の顔の紅潮がより酷くなった。 「――いっつも、こんな構図だな」 「な、何が?」 「お前がいつも何か無茶やって、それに俺が巻き込まれて。 ――そして二人で笑い合って」 「――そうだな」 魔理沙の頬と眉尻が緩み、 潤んだ瞳が○○の顔を覗き込む。 「そして気付けば――果たしてどっちが、先に惚れたんだろ」 「俺が先にしておけ。それが女の特権だ」 「随分と狭いストライクゾーンだな。こんな包容力の無いお子ちゃまに」 「いんや――この方が、胸の音が良く聞こえる」 「ぇ――あ」 そのまま、○○の腕が、魔理沙の薄い背に回される。 優しく、だが離さぬ様にと。 「ま、今後に期待、で良いだろ。気にすんな」 「――うん」 その頭を、魔理沙の細い腕が優しく抱き返す。 「――魔理沙」 「ん」 「――大好きだ」 「私も――愛してる」 幻想郷の天蓋に写った、幻想の満月。 その神秘の輝きだけが、二人を見ていた――。 「――でも○○」 「ん?」 どれだけの間、抱擁を続けていたのか。 不意に、魔理沙の視線が、泳ぎ始めた。 「その――もう少し、その、女性らしい身体の方が、その」 「――はぁーっ……」 「な、何だよその溜息ッ?そーだ悪いか?どうせ私は――」 やれやれ、と○○が溜息を付き、魔理沙の表情が不安に染まる。 それを―― 「魔理沙」 「へ――ぁっ」 ○○は逆に自分の胸に抱き寄せ――その唇を奪う。 上から覆いかぶさるように、強気に、しかしあくまでも柔らかく。 「――ん」 「――っ?――ん――んっ――」 始めは戸惑い、強張っていた魔理沙も、徐々に険が抜けてゆく。 そのまま、数刻。 「――っぷぁ――は――」 紅潮し、蕩けるような目で○○を見上げる魔理沙。 頬を伝う余韻を拭き取る余裕さえなく、艶やかな息を吐いている。 「あのな、その頭のままで良いから聞いとけ。素面じゃ言えんし」 「ぁ――?」 「俺は常に、最新の魔理沙が良い」 「ん――○○ぅ――」 ○○は僅かに堪える様に、身に力を入れながら、 「安心しろ――いつでも、確かめてやるから」 魔理沙の耳元に、囁いた。 そして――魔理沙の唇が、返答を紡いだ。 「――じゃあ、今、確かめて」 「ん」 「確かめたら――家で、手伝って?夜が明けるまで――ぁ」 「……と、いう展開かしらね」 「「「ほほぉ、それでそれで?」」」 「後はもう、文字通り――」 「ゆゆゆ紫さんすすす萃香さん私もう我慢できまs(トスッ)――こ!」 「はい、天狗脱落」 「ぅわあ!何打ったの霊夢ー!?(ぺたり)熱ぁーーーーーーーッ!!?」 「この人でなし!?誘導尋問とは卑怯y(スコーン)あふぅ」 「……人の恋路を邪魔する奴は、巫女に討たれて地獄に落ちろ」 「そして閻魔に裁かれろ、です」 「ありがと、閻魔様」 「いえいえ、こちらこそ」 (完全版を見る場合は、映姫(魂滅の卒塔婆) 霊夢(エクスターミネーション)のタッグと、ひデブルールで勝負してください。) 5スレ目 886(うpろだ0059) ─────────────────────────────────────────────────────────── 妄想を溜め込むのは精神衛生上よろしくない 初投稿の書き散らし、では御免 意識がはっきりしてきた瞬間、真っ先に俺は死を覚悟した。 左右にガラクタ。上を見ると天井に届かんばかりのガラクタ。視界いっぱいガラクタだらけ。俺はソファーの上に寝ていたらしいが、ヘタに動くとガラクタが降ってきそうで動くに動けない。 「づ、ぅ……」 視界がぐわんぐわん揺れて、気持ち悪い。 なんでゴミ屋敷の中に置き去られているのやら、ちっとも思い出せない。 脱出したいのもやまやまだがガラクタが崩れそうで動けないし、まだ頭も痛む。 仕方ないので、もう少しソファーの上で休んでおくことにした。 「お目覚めか?」 不意に誰かの声がした。 見れば天井とガラクタの間から蜂蜜色の髪の少女がこちらを見下ろしており、一瞬崩れやしないかと肝を冷やす。 「誰だ?」 「さっきまで人の家で大いびきだったというのに、随分なご挨拶だぜ」 「家? ここがお前さんの?」 どう考えても人の住める場所には思えないのだが。 彼女は顔を出していた隙間から、周りを気にも留めずソファーへと落ちてきた。 「あわわ、馬鹿、崩れるっ」 「この程度で崩れるもんか」 ふふん、と鼻で笑う。もっとも本当にここで暮らしているならそのぐらい分かるのかもしれないが、とても使えない知識だ。 しかしガラクタに囲まれた部屋の中、三人座るのがせいぜいというソファーの上で一人の少女と向かい合うと状況というのは傍から見てどうなのだろうか。意味もなく後ろめたい気持ちになるのは何故だろう。 少女は里の悪ガキを思い出させる笑みを浮かべていて、その表情と両膝を合わせた女の子らしい座り方がちぐはぐなはずなのに似合っていて不思議だ。 「さっき誰かと尋ねてきたが、私が誰なのか本当に分からないのか?」 「……出てこないな。顔に見覚えがないわけじゃないんだが」 「ひどい奴だな。まあこうして話すのは初めてだし、無理もないぜ」 少女は事も無げに笑っていたが、顔を見るとどういうわけか謝ってしまっていた。 「すまん」 「仕方ないから教えてやるとしよう。こいつを飲んでからな」 「丸薬、か? 妙に大きい気がするんだが」 「そんなところだ。水もここにある。さあ飲めすぐ飲めさあさあさあっ」 「分かった。分かったから押すな、騒ぐな、暴れるな」 ガラクタに潰されるのだけは嫌なので、素直にそれを飲むことにした。もしかしたら変な薬なのかもしれないが、この齢の少女が扱えるものなんて高が知れてる。 親指の先程ある丸薬を、水で無理やり喉の奥に流し込む。 「飲んだな?」 「ああ飲んだよ」 「口、開けてみせろ」 言われるがままに口を開ければ、念を入れるようにして少女が俺の口の中を上目遣いに覗き込む。 ここに来て、俺は嫌な予感を覚えた。 「何を飲ませた」 声をかけると少女はしてやったりという表情で俺を見る。その琥珀色の瞳は、さっきまでのものとはどこか違った。 「聞きたいのか? でも残念だな。もう遅いぜ」 言葉自体もそうだが言いながら笑ったのが何よりも気に入らなくて、勢いのまま俺は自分より二周りも小さな少女の肩を掴んでいた。 「いいから言え! 一体何を飲ませ――」 予想にもしてなかった衝撃と痛みで視界が揺れ、俺は後ろに倒れた。 腕を払われるぐらいは想定してたが、まさかいきなり拳が飛んでくるとは思ってもみなかった。 「放っておけば調子に乗りやがって。こりゃ躾が必要だ」 俺を殴り飛ばした少女は自分の拳に息を吹きかけてから俺の体に馬乗りとなる。少女の一撃が想像以上に強烈だったのか、情けないことに抵抗すらできなかった。 少女は綺麗な髪をかき上げて俺を見下ろす。 少女は強い目つきで組み敷いた俺を見下ろす。蜂蜜色の綺麗な髪がかき上げられ、彼女の瞳の奥に何らかの激しい情念の炎が宿っている。 「約束だから教えてやるが、私の名前は霧雨魔理沙」 「あ、ああ」 それで事の顛末がはっきりした。 里でも有名な質の悪い魔法使い、白黒の魔女。どうやら俺は狩りの途中で彼女に捕まってしまったらしい。 「俺、どうなるんだ」 口から漏れた言葉に、彼女は愉しげな笑みを作って答える。 「さっき丹を飲んだだろ。あれは私の特別製でね、お前はもうこの森の瘴気の中でしか生きられない」 気を失いかけた俺の頭にある女性の顔が思い浮かぶ。 気持ちを伝えたのが一昨日。あの人はそれに応えてくれた。狩りから帰ったら会いに行くと約束したのが昨日。あの人が待ってくれている里にはもう帰れない。 視界が黒く塗り潰され、闇の中に体が落ちていく。しかし黒一色の世界は鋭い衝撃とともに霧散した。 「今、何考えてたんだ?」 平手で頬を叩いた魔女は先程の様子と一転し、憎々しげに俺を見下ろしていた。 俺は何も答えずに魔女を睨み返すと、魔女はもう一度頬を叩いた。 「余計な事を考えるなよ。お前はこれからの事だけ考えればいい」 せめてもの抵抗とばかりに俺は黙り続けるが、正直に言うと虚脱、怒り、悲しみ等々で頭がごちゃ混ぜになっていて話す言葉も選べない、というのも半分あった。 魔女は何も答えない俺のことを拳や掌で何度も叩いた。大した痛みも感じなかったし、どうでもいいことだった。 しかし不意にその手が休まった時、目に映ったもので俺の頭の中はいっそう混乱した。 魔女の少女は拳を握ったまま、涙をぼろぼろと零していた。 「どうして私ばっかり睨むんだよ! あの女には笑ってみせるくせに!」 大きな罪悪感が心で芽吹く。むこうが勝手な事を口走ってるだけで、俺は何もしていない。それでも悪者と決めつけてしまうにはこの少女の泣き顔は純粋すぎたし、生来の優柔不断さが邪魔になった。 だから少女が顔を近づけてきても拒絶する事が、できなかった。 「お前は私が貰った、だから私のものだ。誰にも渡さない。絶対」 唇が離れても、少女は体の上から降りようとはしてくれない。 もう何がなんだかわからない。 俺は自分を襲った出来事に翻弄されるがまま、少女と体を重ねた。 6スレ目 21-22 ─────────────────────────────────────────────────────────── 彼方を睨む。 目の焦点を絞り、留めるのは遥か前方の樫の木に羽根を休める雉。 獲物の位置は存外遠い。弓弦をさらに強く引き絞り、微調整。 狙いは一点。 そして木々のざわめきが消えた瞬間、指を離す。 己の絶対の自信を代弁するが如く強く鳴った弓弦。雉もその音に羽を動かすが、既に遅い。 自分の口元が緩むのを感じる。 「獲った」 放たれた矢は見事に雉の胴体を貫き……横から飛んできた星型の何かに雉もろとも破壊された。 何というか、開いた口が塞がらなかった。 「……何事だ。誰のいやがらせだ」 「何だかんだと聞かれたら答えてやるのが世の情け、ってな」 「あ?」 声は上のほうから聞こえた。しかも女の声だ。こんなところに普通の女がいるはずもない。気のせいでなければ妖怪の類しかない。俺は弓 を左手に握ったまま右手で腰の短刀を抜いて周囲を見回す。 ……誰もいない。 「疲れが出たかな」 右手の甲で目を擦ると、次に見た視界の中、手を伸ばせば触れられる距離に白黒二色の人の姿があった。 まずい。どくん、と心臓の鳴る音が何故か耳に残る。 俺は逃げようとしたものの相手が一段上手。なにか箒のようなもので足を払われてしまい、腐葉土の上に尻餅をつかされた。そんな態勢の まま、俺は命取りと知りながら相手の姿に目を見張る。 声も出なかった。 「命知らずだな。一人でノコノコ出歩いてくるなんて」 帽子の下に見え隠れするのは柔らかそうな蜂蜜色の髪。少女の琥珀色の瞳は強い輝きで俺を射抜き、口元から覗いた真っ赤な舌はその年頃 にそぐわない艶かしさで濡れている。 愚かにも俺は、この状況下で、襲撃者に心を奪われていた。 「悪い魔法使いに攫われたって、知らないぜ?」 心臓がどくりと大きく跳ね上がる。そして視界一杯に真っ白なものが広がって、 「それ、なに」 鼻先に突きつけられたハートの封の白い便箋を見ながら、俺はなんとか尋ねる。 「一ヶ月と、三日前。この森でお前を見かけた時からの気持ちだ、ぜ」 イマイチ状況が理解できずにただただ間抜け面を晒している俺と、顔をどんどん紅潮させながらも次々とまくし立てる少女。 「こ、こここの森には人形を操る悪い悪い魔女がいるんだ! 生きたまま目玉をくり抜かれるのは嫌だろ!? わ、私ならお前のことを守 ってやれるしずっと守ってやっててもいいと思ってる! どうだこの! 悶絶大サービスだぜ!」 自分以上にパニックになってる者を見ると自然と落ち着くというやつだろう、この少女を見ているうちにすっかり俺は冷静となってしまっ た。 こちらを凝視するその目がうっすら潤んできて、苦笑いしてしまいつつも便箋を受け取る。 手を伸ばしたままの姿勢で動かない少女の体。ひらりひらりと表裏を確認するが、名前は書いてないようだ。 「ほ、本当に私でいいか?」 何度も目を瞬かせている少女に俺はいい、とだけ答える。 「嘘じゃないだろうな」 「本当だ」 「これが夢とかだったら、流石の私でも泣くぜ?」 埒が開かない。もう俺は思い切って自分の本音を告げることに決め、思い切って少女の体を懐に引っ張った。 小さくて華奢なまだまだ子供の体。彼女の背丈は、立ち膝の高さでちょうどよい高さにくる。細く輝きを放つ髪はくすぐったいが、どこか 気分の安らぐ匂いがした。 「実はついさっき、目の前に出てきたお前に一目惚れした」 しばし腕の中で固まっていた少女の体は、時間が経つとその言葉の意味が伝わったかのように動き出す。 「……なんだ。そういう事は早く言えよ! 本気でガチガチになってた私の立場にもなってみろ! でも、へへへ、なんだか叫びたい気分 になってきたぜ!」 「耳元で叫ぶのはやめてくれ」 「あー? ノリの悪い奴だなあ。じゃ、代わりと言っちゃ何だが」 それと気付いた時には既に唇が重ねられていた。他人のものを奪うような、素早く乱暴な口づけ。 「これでお前はもう私のものだな」 なんかちょっとだけ照れくさいぜ、と頬を赤くさせたままそっぽを向く少女。 「じゃあ、次は俺の番でいいか」 「……いいぜ」 予想通りに柔らかかった彼女の髪をそっとかき上げ、優しく、さっきよりも長めに唇を重ねた。 それも終わって体を放してやると、少女は背中を向けて手で目の辺りをごしごし擦っていた。 「泣いてなんかないぜ。私がこんな事で泣くはずないんだ」 「誰もそんな事聞いてない。お前さんの名前のほうがよほど知りたい」 「お、名乗り忘れてたとは失敬した。私は霧雨魔理沙、魔理沙だ」 振り返った顔はまだ少し目が赤かったが、その時浮かべていた魔理沙の表情はとても晴れやかで、綺麗だった。 「さあ、今から幻想郷一周旅行と洒落込むか! 早めのハネムーンだ!」 箒を掲げて心底嬉しそうに魔理沙が言うのだが、一つだけ俺の中で引っかかるものがあった。 ハネムーン。 「ちょっと待て」 慌てて受け取った便箋の封を切る。何か聞こえた気もしたが今は気にしないことにする。 やはりというか何というか、中に入っていたものは彼女の名前が記された婚姻届。 その年齢欄に目を向けた瞬間に頭を襲った衝撃は、人生の中で最大級の眩暈を与えてくれた。 「何してるんだ? 早く行こうぜ」 「いや、ちょっと……この紙は、もっとお互いの事を知り合って」 「あ、そうか。まずそれの提出に行かないとな! 忘れるところだったぜ」 里にはもう帰れないと感じた、嬉しくも辛いある日の出来事。 6スレ目 39-40 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「よ、お邪魔するぜ」 「悪い、寝てた。こんな夜半にまたどうした」 「告白ごっこしようぜ。後日まともに顔を合わせられなくなるぐらいのをガツンと。さあさあ」 「いきなりでしかも俺からなの? 急に言われてもなあ……何か嫌な事でもあったのか」 「夢見が悪かったんだ」 「夢、ね。内容は聞いても?」 「世界中みんなに嫌われる夢だ。どこへ行っても理由も無く私だけ爪弾きにされて、刃物で何度も何度も刺されるんだ」 「キツいな……」 「それで最後には自分そっくりの偽物が出てきて受け入れられ、私は生きたまま土の中に埋められた」 「ありがとう、気の毒だったな。夢の中に俺は?」 「覚えてない。でも、いたと思う。現実そっくりだったからな」 「悪夢を悪夢だと見抜く方法ならないわけじゃないぞ」 「そんなのあるのか?」 「俺がお前の事を嫌う世界なんてありえない。それは全部幻だよ」 「キザだぜ」 「ありゃ、あんまり好みじゃない?」 「悪くはなかったけどな。それで、何で私はお前の懐にいるんだ」 「人間ってな、自分が母親の胎内にいた事をいつまでも覚えてるらしい。だから心臓の音を聞いてると落ち着くんだと」 「顔、赤いぜ?」 「お互い様だうるさい黙れ」 「……あー、なるほど。いいな、これ」 「だろ。人体の神秘ってやつだよな。こんな間抜け面が相手って事についちゃ申し訳ない」 「んな事ないぜ。またいつか頼んでいいか?」 「役得だからいくらでも」 「じゃあいっそ私の家に来いよ。昼間は汗水たらして私の為に働け。夜にはこうして私を抱け」 「エロちっくだな」 「恋の魔砲使いの名は伊達じゃないぜ。で、お前、心音どえらい事になってないか」 「そいつは言わないお約束……や、待て待て。こういうのはどうだ」 「おお?」 「お前の事が好きだっていう、何よりの証拠」 「言い直しはポイント低いぜ」 「まあ所詮は思いつきだしな。で、落ち着いたか?」 「むしろ眠くなった。帰るのも面倒だし、布団をよこせ」 「お前それ、うちに寝具が一セットしかないのを知っての狼藉か」 「一緒に寝るつもりだから問題ないぜ。もし変な事考えてみろ、消し炭にしてやる」 「俺が寝つけない予感バリバリなんですけど」 初めの宣言は忘れない。言い専、聞き専に回らない。告白に可否で返さない。 それが幻想郷告白ごっこの三原則・三つのノー。 「あ。そういや俺だけ二回言った」 「目ざとい奴だぜ。じゃあ…………お前の赤ん坊、産みたいいたい痛い痛い何するんだよぅ」 「こここここっち寄るんじゃねえこのマセガキ! 糠床に沈めるぞ!」 6スレ目 51 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「印刷機、か? 年代物だな」 面倒事を運んできたのはそんな何気ない一言だった。 「おー! 判るか? じゃ頼むな」 --------------------------------------------------- 断っておくが、こんな昔の物をいじった経験なんて無い。 以前に何かの本で見かけた資料が、目の前にあったそれとよく似ていたから判別できただけだった。 だってのに俺は朝から工具を片手に、家に運び込まれたオンボロの修理なんかをやらされてる。 工具の出所は勿論、香霖堂。 「機械いじりなんて、元の世界でもやってねえっつの……」 分解され床一体を埋め尽くしたパーツ。 自分なりに書き残した汚い設計図。 オイルやインクの嫌な匂いを吸い込み、部屋に染みついたんだろうなとげんなりすること数回。 どうしてこんな事をせにゃならんのかと思ってはみてもダンス・オブ・後、愚痴っていても夜は明ける。 汚れて荒れた手にニッパを取って、また機械いじりに励む。 古いだけあって複雑な構造じゃないのが不幸中の幸いだった。 日もとっぷり暮れた頃、天狗との勝負に負け、修理を押しつけられたという全ての元凶が姿を見せた。 「おーす! そろそろ直ったかー?」 「毎度毎度、戸を蹴破らんばかりの勢いで入ってくんな」 「うげ、臭うぜこの部屋」 「帰れ」 誰のせいだ。 元凶こと霧雨魔理沙は興味深そうに部屋の中のパーツを見て回るが、その腕にまた何か抱えられているのが見えてうんざりする。 「まだ部品が何か残ってたのか?」 「ん? コレの事なら不正解だが、気になるか?」 「ならない。見たくもない」 設計図をボロ紙云々と言って確認も取らずにはたき落とし、テーブルの上に持っていた風呂敷を乗せる。 「後で後悔するなよ……どうだ見ろ! この私が手塩にかけて作り上げた弁当様の登場だ!」 楽しそうに何を言うかと思えばこいつは、人の気も知らずに。 「持って返ってくれるか。こんな手で食べ物になんか触りたくない」 「あー? 我が侭な奴だな」 「オイルの臭いで胸焼けして食欲が出ないんだ。悪い」 先端のゴム部分を切り落として剥き出しの銅線部を捩って纏める。 長年使っていたというだけあって随所の劣化がひどく、こういう部分を一つずつ直していくのは根気のいる作業だった。 「うげ、本当に汚い手だな。ちゃんと洗えよ」 魔理沙が背中から作業を覗き込んでくる。 軍手なんてのは不器用な俺が使っても、ただ能率を下げるだけの厄介者でしかない。 「明日の昼までには頼むぜ。ブン屋が催促に来てしまうしな」 今の誰かさんと同じだ。 「分かってる。気が散るから後ろに立つな」 「そういうわけにはいかないぜ。私には作業を確認する義務というものがある」 絶えず顔に貼り付けているにやにや笑いが、この時は妙に癪に障った。 「振った男をからかってそんなに楽しいか」 「魔理沙さんが素敵なのは今に始まった事じゃないんだが、まだそんな事気にしてたのか?」 何も言葉は返せなかった。 この幻想郷という世界に迷い込んできた時、初めに遭遇したのがこいつだった。 口では悪態をつきながらも面倒見のよい少女に、右も左も分からなかった当時の俺がどれだけ助けられたかは分からないし、今でも感謝してる。 だから告白に踏み切った時は、振られても文句を言うつもりなんてなかった。 『悪いな、私は自分で好きになった相手を捕まえる予定なんだ。他人様にどう言われたところで気持ちは動かないぜ』 じゃあ仕方ない、なんて簡単に諦められれば誰も苦労しない。 それ以降、彼女に近づくのはよそうと思い家を尋ねることもせず、たまの宴会などにも顔を出すのをやめた。 だが対する魔理沙はというと、前にも増して俺を訪ねてくるようになった。 生殺しなどと言えば大袈裟だし、子供すぎると笑われるかもしれないが、それだけ苦痛にしか感じられない日々が続いていた。 「つ、っ!?」 余計な事を考えてたせいだろう、接合用の熱されたはんだの欠片が手に落ちた。 「どうした! 大丈夫か?」 「何でもない! 座ってろ!」 自分の予想以上に大きな声が出て、魔理沙の表情が無機質なものに変わっていく。 「悪い」 「少しは休めよ」 箒を掴み、魔理沙は部屋を出ていった。 頭から抜けていた手の痛みで我に返り、桶の水に突っ込んで冷やす。 波間に浮かんだ自分の顔は汚れと疲れで酷い有様だった。 洗ってみても、汚れはなかなか落ちてくれない。 部屋に散らばってる機械も、テーブルの上で寂しげに佇む二人分の弁当箱も、まるで全てが俺を責めているように感じられた。 「ああ、どうせ俺が何もかも悪いんだよ!」 嫌われれば楽になるはずなのに、どうして余計に苦しむ必要があるんだよ。 綺麗になった手が元通りになるのに、三十分もいらなかった。 --------------------------------------------------- 再び元の形に組み上がった印刷機が見違えてしまう程の出来に映るのは贔屓目なんだろうか。 「あとは電源が入れば完璧、終了だ」 コンセントにあたる部分をよくわからない箱に繋ぐ。 曰く、電気の存在しない幻想郷での代替品。 奇妙な事柄など外にいくらでも転がってる世界なので詳しい話は聞かなかったがともあれ、緊張しつつスイッチを押す。 カチリ。 カチリ。カチリ。カチカチ。 最悪な日は何をやっても最悪に終わる。 「いや、組み立てに失敗しただけって可能性もある」 自分を励ましながら、物音一つ立てやしなかった機械を再びバラバラにして、目を擦りつつ自作の設計図と睨めっこ。 ……何か見落とした部分はないだろうか。 ……設計図自体の間違いは考えたくない。 ……あれ、なんか俺の名前が書いて……? 物音。 「だだだだいじょうぶですねてません!」 「何やってんだお前」 声の方を見れば、ドアノブに手をかけたままの魔理沙が呆れ顔。 「いや、びっくりした。そろそろ仮眠でも取るべきかね」 思わず苦笑すると、対する魔理沙はどこかいつもより暖かい雰囲気の笑みを見せた。 「やっと少し、笑ったな」 その言葉で意識が鮮明となる。 本格的に疲れが出たのか、以前の感覚で反応してしまったらしい。 「帰ったんじゃなかったのか」 「うんにゃ、夜の散歩に行ってきただけだぜ」 愛用の帽子をテーブルに置き、ソファーをずりずり動かしてこちらを向けてから、魔理沙は足を曲げてそこへ横になる。 「帰って寝ようにもサボられちゃたまらないからな」 「勝手にしてくれ」 言っても無駄なので、構わずに落ちていた殴り書きだらけの設計図を拾う。 部品を間違えてないか、余る部品はないかと何度も上書きを繰り返す作業は予想以上に神経を使った。 思い返せば明確に故障と見受けられる箇所などあっただろうか、 専門家でもない俺には対処不能な原因が隠れているのかもしれない。 ……直せないとやはり、困るんだろうな。 「すぴー」 あんのクソガキ寝てやがる。 となると困った、日付もとっくに変わってる事だし今から帰れとは言えない。 となるとソファーではなく奥の部屋のベッドを使わせるしかないのだが、となると二部屋しかない家に俺の寝床は残されてない。 「……俺はジョバンニじゃねえっつの」 完徹決定。 「魔理沙。寝るんなら向こう行け」 「ぐおー」 「おい」 「すぴー」 起きる気配なし。 膝を抱えるようにして丸まって眠る姿はネコのようだ。 こうして見れば華奢な体格といい、ふわりとした髪といい、なかなか見られないぐらいに可愛らしい女の子。 性格はともかくこんな顔してるのが相手じゃフラれて当然だわな。 俗に言われるあばたもえくぼではない、と思う。 ……寝てるなら、ちょっとぐらいいいか。手が汚れて使えないわけだし。 ひょい。 ぱさ、ずるり。 「あーもうミスった、って」 足で放ってやった俺の大事な一張羅はソファーの背もたれに引っかかってしまったが、魔理沙の腕が自分の体に包み直す。 「ちょっと喫驚したぜ」 「ウソ寝かこいつ」 「不逞な輩に嫁入り前の体を狙わては大変だしな。しかし器用な事するぜ、お前」 「やかましい。向こうに行って寝ろ」 「まあ聞け。一つ質問をしたい」 「何だよ」 さっさと移動してもらいたかったので適当に話を促す。 「今でも私の事を好きだと思ってるか」 質問の内容を聞くと自分の顔の筋肉が強張るのを感じた。 「性格の悪い奴。今でも好きではある。だから、どうした」 「いやぁ照れるぜ」 「………」 「冗談だ、そう変質者じみた顔をするな」 こいつの冗談は空気を読まないから非常に腹が立つ。 「お前は一度フラれたぐらいで諦めるのか?」 「……回りくどい。要点だけ言ったらどうだ」 「ふん、じゃあリクエストにお答えしてやるぜ」 魔理沙は寝転がったまま体を動かすと、 「目の前でいい女が寝てる。お前の惚れてる女だ。これはチャンスだと思わないか?」 上目遣いに俺を見上げ、いつもとは違う種類の笑みを作った。 今の自分は明らかに冷静でいられてない。 「自分が何言ってるのか分かってるか」 「今は私よりお前だ。押してダメならさらに押せ、中には開くドアだってあるかもしれないぜ?」 言葉はいつもと変わりない。 だというのに、今の魔理沙からははっきりと“女”を感じている。 心臓の音が、部屋中に響いてるんじゃないかというぐらい、うるさい。 挑発するような視線とと口調のまま、魔理沙はブラウスの一番上のボタンを、外した。 「馬鹿。自分がどういう状況にいるのかまだ理解できてないのかよ、甲斐性なし」 魔理沙が好きだという気持ちは嘘じゃない、本気だ。 それなら何を迷う必要があるんだ? 考えるまでもない事じゃないか。 「齢を考えてからモノ言えエロガキ。窓から放り投げるぞ」 そういう気持ちも否定しないが、流されて体を重ねるのとはきっと違う。 「なんだ腰抜け。女の扱い方が分からないならここでお勉強していけよ」 「本当に女らしくない奴だな。オイル臭い部屋の中、こんな手で撫で回されるのが趣味なのか? ムードって言葉の意味辞書で調べてこい。 ああ、それと」 「あ?」 「言葉をそのままお返ししとく。『他人様にどう言われたところで気持ちは動かないぜ』」 ベッドで寝て来い、と最後に言い残し、俺は機械のパーツが並べられた床に戻るべく、ソファーに背中を向けた。 ヤバい、顔が熱持ってる。 とか思ってたらボルトを踏んづけた。 「いだっ! 痛ぇじゃねえかこの野郎!」 とても痛かったが、そんな事よりとんでもなくなにか、さっき恥ずかしい行動を取った気がしてならない、うひぃ。 「まだ続けるのか?」 「終わらせたら寝る」 「私から言い出した事だが、別に一昼夜やり続けてもらわなくても結構だぜ?」 「そんなの俺の勝手だ」 「今さらかもしれないが、無理なら無理で文句も言わない」 「やかましい、寝てれ」 うあ、なんか偉そうな上に語尾が変になった死にてぇ。 「仕方ない、そろそろ私も手伝おうか」 「んぁ?」 変な声が出た、というかどうして今ごろ。 「度々失礼な奴だな。私は手先だって器用だし、道具の扱いなら一流だぜ」 「でも電気回路なんて分からないだろ」 「一から十まで全て分からない事尽くしの筈がないだろ。例えば足元に転がってるこれなんかは銅の」 ブツン。 なにか今、絶対に聞きたくなかった音が 「……じ、事故だぜ。私はその場に運悪く居合わせてしまっただけだ」 「あぁ?」 っていうかちょっと待て、そんな馬鹿な話があるか。 「す、すまん。でもまずい事もなにも、まだ私は何もしてないんだぜ?」 「魔理沙、お前アレか。そのワイヤーじみた代物を素手で引きちぎったつもりなのか」 「んあ?」 よくよく考えれてみれば、人の小指ほどもある銅線が人間の小娘ごときに引きちぎれてはたまらない。 元々限界一歩手前だったんだろう。 「ちょっと見せてくれ」 これがどこの部品なのかと、調べてみればなんと主電源との直結部。 そりゃ電源も入らんわな……。 「ウフフフフフフ、もっと早く気付いてたらなぁ」 「げ、不気味な笑い方するな」 何かが壊れる理由なんて些細なものなのかもしれないが、気が付かない俺は馬鹿。 もういろんな意味でギリギリらしかった。 --------------------------------------------------- 修理はあの後、すぐに中断した。 朝にでも新しい銅線を買ってきて繋げば恐らく解決する。 冷え切った弁当を摘みながらの問答の末、ソファーで寝ると言って聞かない魔理沙を放置してベッドで毛布に包まっていた。 疲れがたまっているはずなのに、寝つけない。 「何やってんだろうな」 今日一日でぼろぼろに擦り切れてしまった、臭いの取れない手。 どうしてガラクタなんかに必死こいてるんだか、自分でもよく判らない。 「何、期待してんだろうな。頭悪い」 「お邪魔するぜ」 扉が突然開き、入ってきたのは手足の生やした謎の布団妖怪。 「いや、いろいろと言いたい事はあるが、何しに来た」 「言われた通り、あそこは狭くて眠りづらかった。筋をおかしくするぜ」 「だから言ったろ。すぐ退くからここ使えぶしっ」 話の途中だったというのに抱えた布団で殴打された。綿が寄るからやめてほしい。 「しかし幸運なのはこのベッドが広かった事だ。二人寝るスペースは充分にあるな」 「あるにはある。でも問題もあぶしっ」 「就寝前に説教はノーサンキューだぜ。そもそも私みたいなガキにゃ手を出さないんだろ?」 「卑怯な言い方だ。というかどうしてそうすんなり入ってこれる」 「意識してないからだな。おお、てことはお前は私を意識してることになるか」 「自惚れるのも大概にしとけ」 「そんな離れた位置で何言ってんだ。布団も充分届いてないじゃないか。ほれ、取って喰いやしないからこっち来いよ」 俺は確かに腰抜けでした。 隣から聞こえる静かな呼吸。 喉の奥にコルク栓でも詰まってるんじゃないかってぐらい呼吸がしにくい。 駄目だ、どうにか気を紛らわさないと。 「観自在菩薩行深般若波羅蜜多時照見五蘊皆空度一切苦厄、舎利子、色不異空空不異色色即是空空即是色」 「いきなり般若心経を読むな。三蔵法師かお前は」 こうでもしないと落ち着かないんだよ。 「まったく、いやぁしかし参るぜ。お前、本当に私の事好きなんだな」 「ああ?」 「どうとも思ってないのにそこまで緊張する奴はいないぜ」 「どうでもいいだろ、悪かったな」 「悪くはないさ。お前は見境なしって感じじゃないから、私としても悪い気はしない」 ちょっとくすぐったいけどな、と首を竦めてみせる魔理沙。 そして、それに自分が見惚れているのに気付く。 やはり向こうの部屋で寝たほうが、 「逃げるなよ」 上の布団をどかそうとした右腕をそのまま掴まれた。 「厠だ」 「嘘だな……もしかして、さっきのもビビって格好つけてただけか?」 「あそこでハイ僕嬉しいですと飛びつくような奴は最悪だ」 「まあな、こっちだってそんな奴なら願い下げだったぜ。さっきもほれ、この通り」 魔理沙がブラウスのボタンを上から二つほど外し、中に手を入れる。 そうして顔を出したのが必殺のミニ八卦炉。 「重ね重ね、俺をからかうのがそこまで楽しいか」 自分が遊ばれていた事を知らされ、苛つく。 「楽しいねえ。だってそうだろ? 自分の好かれてる相手なら多少の悪ふざけも許してくれるし、見返りも無しに無茶な事を頼んでも案外、手を貸してくれたりする」 「うるさい」 人の気も考えずに。 「感謝もしてる」 どうでもいいから寝てろよ。 「初めから嫌ってたわけじゃないが。今日だけでも結構、見直してるんだぜ」 「やめろ」 そんな事を聞かされたって、俺はどうすりゃいいんだよ。 戻った静寂。 部屋を支配する重い闇。 そして、握られたままの腕。 「なあ」 「何だ」 「もう一回、告白してみる気はないか?」 「答えが分かりきってるのにか」 「仕方ないぜ」 「バンザイしろってか。随分簡単にステキな事を言ってくれるな」 「一回も二回も変わらない気はするんだが、やっぱり嫌なもんか」 嫌も嫌だし、何より救いがなさすぎる。 つくづく自分は頭が悪いと思った。 「うまくは言えないけど、な」 ここまで結果が見えていて、それでも分の悪すぎる賭けに踏み切ってしてしまうんだから。 「お前が笑ってるのを見ると嬉しくて、それだけで幸せに感じられたんだ」 ありえる筈のない“もしも”。 そんな物に期待してしまうんだから、女々しいというのか執念深いというのか、ね。 「俺も一緒に笑い合っていたい。魔理沙、もしよければ付き合って欲しい」 二度目の告白。 この息の詰まる静寂も、前と何ら変わりがない。 「前より長かったな」 魔理沙はいつもの通り。 やはり前と同じ笑みを浮かべていた。 「すまん」 二度目の玉砕。 一人の女に二度フラれる男ってのは現実問題、なかなかいないと思う。 「キツいな」 「笑っていられるのは余裕がある証拠だぜ?」 なら、良かった。 こんな取り繕ったような見栄でも、役に立ってくれてるらしい。 「私も、お前を好きになれてれば良かったな」 やめろよ、聞きたくない。 顔を合わせていられなくなるだろ。 「両想いならきっと幸せになれただろうな。そんな気がする」 寝返りをうつ。 もう、駄目だった。 「馬鹿、言うな。余計な事を言うな。何で黙っててくれない?」 「え」 「きっぱり終わらせてくれなきゃ辛すぎる。これからどんな顔をお前に見せたらいいんだよ」 「お前はいい奴だぜ、本当にそう思ってる」 「嫌な奴じゃなきゃ直しようがないじゃないか。いくら足掻いても、もう好きになってもらえないって事じゃないのか。 俺みたいなの虐めて楽しいかよ。女と違うんだ、男が泣くのは見苦しいだけじゃないか。残酷な事ばかり言いやがって」 「違うぜ、違うんだ。私は」 「やめてくれ、もう」 信じられないくらいに震えた声での、最低の日の、最低な締めくくり。 「自分がみじめすぎて立ち直れなくなりそうなんだ。魔理沙、頼むよ、お願いだから」 震える体を掻き抱き、目をぎゅっと閉じ、口から漏れそうになる邪魔な声を噛み殺して、恥も外聞もなく俺は赦しを求めた。 「前の事なんか忘れろって、悪いのは私なんだぜって事を伝えたかった。ずっと苦しそうな顔してたからさ」 耳元で声が聞こえる理由も考えられない。 背中や体に回されたものから感じるほのかなぬくもりが心地よく、何よりも辛かった。 「お前みたいなのに惚れられるんだから、私はやっぱりいい女なんだろうな」 本当に、話を聞かない奴。 「お前よりいい奴を見つけられなかったら、指差して笑ってくれ」 これ以上みっともないところ見せたくなかったってのに、俺は、声を出して泣いた。 「おう。おはよう……寝惚けてんのか? 幻想郷の人間は朝の挨拶も満足にできないらしい」 朝。奥の部屋から似合わない及び腰で魔理沙が顔を見せた。 「……大丈夫なのか?」 ひどい顔なんだろう。 昨夜の出来事の上に結局一睡もできなかった事もあって、二つの意味で尋ねられているように聞こえる。 俺は努めて明るく、一度目の告白以前の調子で声を返した。 「正直ブッ倒れてもおかしくなさそうだが平気だ。昔は二徹、三徹とやってたからなあ。 むしろ家族でもない男に平気でよだれ跡つきの顔を晒すお前の将来のほうが不安……あ? お前まさか人様の布団によだれ落としたわけじゃなかろうな。不潔な奴め、ほら。拭け」 「ぷ、わ!? 冷たっ!」 「牛乳拭いた濡れ雑巾よかマシだろ。肌にゃいいらしいけどな」 流石の魔理沙も、今回ばかりは俺の言わんとしてる事を汲み取ってくれたのだろう。 顔拭きでごしごしやり、上げた顔に浮かぶ表情はいつもの快活なそれだった。 「顔に関しては今のお前に言われたかないぜ」 「そんなにヤバいか?」 「すっぴんのスキマ妖怪とならいい勝負だ」 「喩えはよく分からんが良しとしよう。朝飯はとっくに出来てるし、 食べたらちょっと香霖堂まで買い物に行って来てくれな。アレ仕上げるから」 --------------------------------------------------- 昼頃の霧雨邸前にて。 「うわぁーっ!? ででででたぁーーーっ!!」 何がだ。ていうか写真はやめれ。撮るな。 「遅かったじゃないか。こっちはとうに支度を済ませてたんだが」 「妖怪に助力を仰ぎ約束を力づくで反古にしようだなんて見損ないました! でもペンは剣より強し! 私には文々。新聞があります!」 「誰が妖怪なのかね鳥頭。人を見た目だけで判断するんじゃない」 「ああなんだ、外の。貴方がどうしてここに?」 「俺も修理に協力したからな。最終確認を終えた矢先だし」 返事が返ってくるまでにかなり間があったが、面倒なので触れずに台車を前に押し出す。 「え。じゃあ、まさか直ったんですか?」 問題なく動くようになった印刷機を見せる瞬間はちょっと鼻が高かった、相手が天狗だけに。 「直せって言い出したのはお前じゃないか」 「は、はい。その通りですが、瓢箪から駒が出てしまいました」 「私の辞書に不可能の文字はないぜ。今回のハナ差も、すぐに熨斗つけてお返ししてみせるさ」 「いいでしょう。次の勝負の折には他の機械も点検してもらいましょうか」 「ふん、小鬼に笑われるなよ?」 魔理沙とのやり取りを終えた鴉天狗、射命丸文がこっちを向く。 「しかしその顔は何事ですか。今夜がヤマだ、という感じですけど」 「ああ、ちょっとアレだ。フラれて寝てない」 いそいそと手帖を取り出す射命丸。嬉しそうな顔しやがって憎たらしい。 「そうでしたか、失恋とはお気の毒に。お相手はどこにお住まいの?」 「聞き回ってみればすぐに分かる。この程度も調べられずに何が新聞記者か、ってな」 「それもそうですね、では早速。これにて失礼します」 一礼の後、あっという間に射命丸は印刷機もろとも消え去ってしまったのが何故か名残惜しかった。まあとにかく勘の悪い奴。 「余計な事、言わないほうがよかったんじゃないのか」 会話を黙って聞いていた魔理沙が口を開く。 「知ってる。でも一番知られたくない相手の前であれだけ醜態晒せばどうでもよくなる。お相手不明の失恋話でも、話の種くらいにゃなるだろ」 「馬鹿だなお前」 「知ってる」 鼻で笑い、軽く背中を叩いてやる。 「お前がそんな顔してどうすんだよ。笑え笑え、いい女」 「馬鹿な、私の顔はいつだって他人を幸せにする笑顔に満ち満ちてるぜ」 「よだれつきだけどな」 「そこで知ってる、だろ? まったく気の利かない奴だ」 っと、眩暈がした。 そろそろ冗談抜きで倒れるかもしれん。 「んじゃ帰るわ。ありがとな性悪女」 「それはこっちの台詞だぜ化け物面。これからも茶菓子の用意を忘れるなよ」 「知ってる。そっちこそ、次は負けんなよ」 「知ってるぜ」 間抜けな男の失恋話、これにて閉幕。 ・私はネジの頭をバカにする天才です。機械まるでダメ。その辺の間違いや疑問についてはご容赦お願いします。 6スレ目 59(うpろだ0067) ───────────────────────────────────────────────────────────
https://w.atwiki.jp/marisa-kirisame/pages/25.html
立ち回り考察がやたら長いので いくつかのページに分けた方がいいと思う。 -- (名無しさん) 2008-07-31 22 40 25 小ネタページも量増えたしいくつか別ページにした方がいいかも -- (名無しさん) 2008-08-02 10 40 23 コンボに関するもの、霊力・ゲージ、必殺技、~に繋がる云々 大体こんな感じに話題は分けられるのでは -- (名無しさん) 2008-08-02 11 54 13 画面端限定 魔法陣 霊力4 AAA B(3) C HJ C 44 C 画面端限定 魔法陣 霊力5 AAA B(1) C HJ C 44 C 214C -- (名無しさん) 2008-09-08 14 05 40 キャラ別対策が見えないページがあるのは俺だけ? -- (名無しさん) 2008-09-29 23 35 07 咲夜リンク修正 -- (名無しさん) 2008-09-30 00 49 19 画面端限定 魔方陣 霊力4~ AAA B(1) C ステラミサイル(lv4) (アップスウィープとかドラゴンとか) キャラ限定 咲夜で確認 他未確認 -- (名無しさん) 2008-10-05 01 12 10 コンボのところで JA J6A 6C 追撃 の追撃にJ6Aとありますが、J6A入る距離なら A J6Aと繋いだ方が威力ありました(2692)。 全キャラプラクティスで確認。 -- (名無しさん) 2008-10-07 17 38 04 コンボのリプレイが見れません。ver1.05になったからでしょうか・・・ -- (名無しさん) 2008-11-03 17 53 35 コンボを1.06でのリプにしました。 変更したやつはダメージの値も変えました。 あと、追加が少し。(珍しくはありません) 全部というわけにはいきませんでしたが。 -- (名無しさん) 2008-11-04 23 57 50 デッキの所のスペカ考察をスペルカードの所に移動したいと思うのですが問題あります?? -- (名無しさん) 2009-01-31 22 01 10 問題ないと思いますよ -- (名無しさん) 2009-02-03 20 54 45 A始動レヴァリエコンボで最大威力ってのより高いの見つけたんだが編集方法が分からない 壁端限定 AAA>B(3)>6C(10)>JC>レイライン>レヴァリエ(4141) レヴァリエ無しだとダメ3639 でも魔理沙相手でしか確認してないな -- (名無しさん) 2009-04-21 23 36 05 初歩的質問なんですが コンボのとこに書いてある魔法陣ってなんでしょうか。 しょうもない質問かもしれませんが教えてください^^; -- (名無しさん) 2009-04-23 15 14 44 コンボし終わった後に相手の体に魔方陣が出たら相手は強制ダウン 追撃も出来なくなるからコンボもそこで終了 俺の知識だとこんなん -- (名無しさん) 2009-04-23 19 59 40 なるほどー。 回答感謝です。 -- (2009-04-23 15 14 44) 2009-04-25 06 24 06 非想天則のメニューを上にもってきた方が見やすい気がします。 変えていいのかな? -- (名無しさん) 2009-09-06 17 25 53 非想天則のメニューを上にしましたー。 -- (名無しさん) 2009-09-19 01 34 27 非想天則のスキルのデータは緋想天時代のものを 写したままの部分が多かったので、 ver1.10にあわせて全体的に刷新しました。 間違いがないとも限らないので、これを叩き台にしてください。 -- (名無しさん) 2010-01-29 01 17 34 ver1.10にあわせてコンボのページのダメージを見直しました。 技の仕様変更などで使用不可になったコンボなどは削除しました。 -- (名無しさん) 2010-01-30 21 42 25 画面左のメニューで、72時間以内に更新されたページに 「更新」と表示するようにしました。 -- (名無しさん) 2010-02-13 22 28 12 >管理人さん wikiのCSSについて、個人的な改善案をアップしたので、 よければ参考にして下さい。 http //coolier.sytes.net 8080/th_up4/index.php?id=2525 -- (名無しさん) 2010-02-20 13 06 28 >名無しさん CSSの参考ありがとうございます。 ツールボックスの非表示については私がやろうとして時間かけてもできなかったことだったのですごいありがたいです。 ただ、非表示にしてみた際に 私は普段Firefoxなのですごいきれいになった!とおもったのですが、確認としてIEを開いてみたところ 以下の用な感じになってました。 http //dotup.org/uploda/www.dotup.org672554.png.html (Pass Marisa) 右側を基準に本文が配置されてるのかと思ったのですが、本文よりさらに右側にも空白が現れている感じに。 IEで見てる人が見にくいかも…とおもって念のために今は前の状態においてあります。 タイトル部分の背景黒についてもIEの場合@WIKIメニューの右端まで黒が埋まっていて 違和感を感じたので暫定的に白のままにしております。 -- (編集者) 2010-02-20 23 37 39 >管理人さん 参考にしてくださってどうもでした! (.secondInnerCellの部分を#innerColumnにしたら上手くいくかも?それでも直らなかったらそのままで。) -- (名無しさん) 2010-02-21 18 13 24 >名無しさん 画像と同じ結果でした。 自分が選んだデザインが悪かったかな・・・w とりあえずこのままでおいて置きますね。 わざわざありがとうございました。 そして、管理人さんへ 勝手にいじっちゃってごめんね! -- (編集者) 2010-02-21 19 54 32 カード考察のページを分断、整理し見やすくしました。 http //www8.atwiki.jp/marisa-kirisame/pages/51.html# また、不備により同ページに複数の画像データをアップロードしてしまいました。 すべて不必要と思われるので削除の方をよろしくお願いします。 -- (名無しさん) 2010-02-25 00 23 49 >編集してくださってる皆さんへ wikiの構文に疎くほとんど名ばかり管理人のようなものなので どんどん編集してくださって結構です -- (管理人) 2010-02-25 14 46 41 有効な技、警戒する技の項目に通常攻撃全部ってのは雑な書き方でよろしくない -- (名無しさん) 2012-02-05 04 04 02 「女性用風俗」男性アルバイト様、募集中!!女性会員様をもてなすお仕事しませんか?(。・ω・)ノ→ http //b8y.in/ -- (美裕) 2012-08-20 21 55 27 あまりに内容が酷いと巷で噂になってますよ -- (名無しさん) 2012-08-24 12 15 06